数年前、私には2年付き合っている同じ職場の12歳年上の彼氏がいました。
結婚の約束もし、いつ同棲しようか、いつ両親に挨拶に行こうかと、彼と話しながら私はとてもワクワクしていました。
しかし、ある時同僚の何気ない話から、彼が妻子持ちだということがわかったのです。
私は信じられない気持ちでいっぱいで、彼に真実を聞くと、奥さんと2人の娘がいると言われました。
私は彼に裏切られたという悲しみと、なぜ自分は2年もの間気づかなかったのか、とてもショックが大きく、仕事もできず、引きこもってしまい、そのまま会社を退職し、実家に帰りました。
急に帰ってきたため両親は心配をしていましたが、理由等聞かず、優しく受け入れてくれました。
しばらくして、学生時代にバイトをしていたファミレスで、また働くことになりました。
ある日、たまたま人がいないから1日仕事をして欲しいと店長に頼まれロングで入ることに。
休憩時間に、キッチンの男の子と一緒になりました。
その子は私に、テレビを見て楽しかった話、友達同士で遊んで馬鹿やった話、学生時代の思い出話を沢山してくれました。
それから私がロングで入ることが多くなり、その子と休憩時間が被ることが多くなりました。
いつも楽しい話をしてくれ、次第に私は笑えるようになりました。
私が携帯を見ていると、友達がかき氷の写真をアップしていました。それをみて、
私もいきたいなぁ、美味しいかき氷が食べたい
と言うと、彼は行こうよと言ってくれ、週末に行くことになりました。
かき氷を食べに行く時、初めて彼が5歳年下ということを知りました。
その日は美味しいかき氷を食べ、いっぱい笑っていっぱい楽しんで、久しぶりにとっても楽しい日でした。
家に帰ってから、彼のことをかんがえると、私は彼と一緒にいて楽しいけど、5歳もおばさんだし、彼は優しくていい子だから、私よりもっといい人いるだろうな、この人と仲良くしたら、私は好きになっちゃうかもしれない。やっぱりこの子が好きだなーって思ってしまいました。
しばらくして彼とシフトが被り、バイト終わりに食事に行くことになりました。
食事が終わって車の中で彼から、
私がバイトを始めた時、なんでいつも悲しそうな顔をしてるのか気になってた。そして気にしているうちに、笑った顔が見てみたい、俺が笑顔にしたい、と思うようになった。話しているうちに私が心を開いてくれたようでとても嬉しかった。もうあんな悲しそうな顔をさせたくないから、俺をそばにいさせて欲しい。
と言われました。
あまりの告白にとても驚きました。とても嬉しかったのに、私は自分の方が年が上なのと、また元彼のように裏切られてしまうんじゃないかという不安になり、はいと言えませんでした。
しばらくうつむいていると、
大丈夫だよ。どんな事があっても一緒にいる。歳なんて関係ない。一緒にいさせてください。
と言われ、私は信じてみようと思い、付き合うことに。
それから毎日、私は笑顔で幸せに生活しています。
とても素敵な彼に出会えました。
付き合ってまもなく3年!
あの時の私に伝えたい!
1度はどん底に落ちたけど、それはきっと今の彼に出会うための試練だったっていうことを。
だから大丈夫だよって前向いてって。
今の自分はこんなに幸せだよって!
これからも、彼のそばで幸せに過ごしたいです。
written by ねこちゃん
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年下の彼とのエピソードです(*´ω`*)