奪い返し愛

コンテンツ名とURLをコピーする

高校2年生の秋、私は当時付き合っていた彼氏に振り回され、ボロボロでした。そんなとき、友達だったAくんが「俺なら泣かせないのに」と告白してきてくれました。彼氏と別れた後、私たちは付き合うことになりました。

それから高校を卒業し、彼は遠くの大学に進学しましたが、交際は2年半続いていました。しかし、大学2年生の春、周りが自由に恋愛してる姿に「私も遊んでみたい」と憧れを抱き、私から一方的に別れを告げてしまったのです。

その後、色んな男の人とご飯に行ったりしましたが、誰もピンと来ず、、。「Aくんならこんなこんな風に言ってくれるのに。」私は失って初めて、Aくんの大切さに気付いたのです。Aくんの優しさがこの2年半で当たり前になっていたのです。ですが、時すでに遅し。Aくんに新しい彼女ができたと風の噂で流れてきたのです。

別れて半年、成人の日に高校の同窓会が行われました。私はAくんに話しかけようとしたのですが、出来ませんでした。しかし、そんな私を見かねた友人が、私と彼の二人きりの時間をセッティングしてくれたのです。

少し気まずい中、彼が「元気?」と声をかけてくれた瞬間、私は降った後悔と安心感で号泣してしまいました。彼はそんな私の頭を撫でてくれて、私もいつものクセで彼の手を握ろうとしました。しかし、彼には新しい恋人がいることをハッと思い出して、手を引っ込めました。

そして、私は「身勝手だけどAくんのことがまだ好き。彼女がいることは知ってるけど考え直してほしい。今までは受け身だったけど、今回は攻めようと思うの。」と伝えました。
彼は考えされてくれとだけ一言言われ、1ヶ月経ちました。音沙汰もないので諦めかけていました。

しかしある日、彼から呼びだされて「彼女と別れたんだ。今日は奪われにきた」と言われました。私は再び大号泣し、もうこの手は離さないと誓いました。彼とは復縁前よりもラブラブです!

written by まり

エピソード投稿者

まり

投稿エピ 2