最後の大会

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高校生活最後の部活の大会。
空手部に所属し、組手という技を掛け合う種目で練習していたのですが、中学は美術部だったこともあって体力があまりなく、日頃の練習についていくのがやっとでした。
年上で優しい彼に、私はいつも「部活いきたくない」「やめたい」などとLINEで弱音を吐くばかり。
しかし彼は「よく頑張ってるね」「最後まで頑張ろう」と優しく声をかけてくれていました。
そしてむかえた大会当日、元々緊張しやすくプレッシャーに弱い私は出番前から足がガクガクブルブル。
そんなとき2階の応援席から「頑張れ~!!!勝てるぞ~!!!!!!」と大きな声が。ふと見上げると彼が大きく手を振り応援してくれていました。
それを見た瞬間緊張がほぐれ、試合に勝つことはできなかったものの、最高の思い出にすることができました。

written by なち

エピソード投稿者

なち

女性 投稿エピ 5

やっとまともな彼氏ができて幸せな日々を送る高校生