君と出会って

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私が失恋をして、恋を諦めようと思っていたとき、天然なのかただのバカなのか面白い男の子がいました。彼は、特に目立ちたがりやではないのですが、授業が終わって先生がいなくなると必ず教卓のところにある椅子に座ってタブレットを触ります。私の席は教卓の斜め前です。なんで毎回いちいちこんなところに座るんだろと思っていました。その子とはあまり話したことがなかったのですが、タブレットを見てよく笑っていたので覗きこんで見ました。すると、そこには面白い写真を眺めて笑っていたのです!さすがにその写真は、面白くて私も笑ってしまいました。
これをきっかけに彼とはいつも話すようになりました。あるとき、友達と彼がLINEをしていることを知りました。私も彼のLINEは持っていたのですが、全然話していませんでした。彼に『友達となんでLINEしてるの?』と聞いたら『暇だから』と言っていました。私は、『じゃあうちもLINEしていい?』って言ったら、『いいよ?』と言われたので勇気を出してLINEをしてみました。するとすぐに返信がきて、夜遅くまでLINEをしていました。いつも自分からLINEをしていたのでたまには、彼からきてほしいと思い彼に、『はしもとからLINEしてきてよ笑』とふざけた感じで言って見ました。すると、その日の夜、本当に彼からLINEが来ました!私は、びっくりして、ちゃんと話覚えててくれたんだ!という気持ちと彼からの初めてのLINEに嬉しさを感じました。
その日から毎回彼から面白い写真やふざけたLINEが送られてきて楽しい毎日を過ごしていました。
さらにいつの間にか友達が彼とLINEしてるより、私が彼とLINEをしている日が多くなっていました。
彼とのLINEでは、設定があってお姫様役というようなおとぎ話のような様々な設定がありました。
その設定は、私もよくわかりませんでしたが、ノリにのって楽しく話してました。
ある日私が送ったスタンプを真似してきたのか、なぜか『私のこと好き?』というLINEが送られてきました。私は、どういうことか分からず、『友達として?恋愛として?』と聞くと、『友達として』と言われました。『好きだよ?』と聞くと嬉しいそうな文字が送られてきました。
このLINEが、本当に友達として好きだと聞きたかったのか気になって何回も本当に友達として好きだよって言われたかったの?恋愛じゃなくて?と何回も聞きましたが、友達としてだよと言われてしまいました。ですが、それ以降の設定でも、好き好きと言われていたので、さすがにはっきりさせたいと私も思い、『好きな人いないの?』と聞きました。すると、『いるよ。』といわれ、『誰?』と聞くと『さやか』と言われました。私は信じられず、『本当に!?』と聞きました。彼は、『本当だよ』と言いました、『いつから好きだったの?』と聞くと『9月から』と言われました。この日は11月だったので2か月も言わずにごまかしてたんだと思うと今聞けてよかったなと私もスッキリしました。
その日から彼と一緒に帰るようになり、色んなところに出かけたり、思い出をたくさん作りました。私は彼と付き合ったとき、前の彼氏みたいに彼から別れを告げられて早く別れるんだろうなと思っていました。
しかし、彼から別れを告げられたことは1度もないし、私が彼にイライラして本当に別れようとしていたとき彼にものすごいイライラをたくさんぶつけてひどいことを言ったのにも関わらず、絶対に別れたくないと言い張って断固として別れを決意しませんでした。そのおかけで、何回も別れそうになったこともあったけど、付き合って1年が経ちました!彼は、おっちょこちょいで私もたまにイライラしちゃうことがあるけど、お互いに支えあって楽しく過ごしています。
この先、なにが起こるか分かりませんが、私は生涯をこの人と暮らしていくんだろうなと心の中で感じています。

written by さやか

エピソード投稿者

さやか

秘密 投稿エピ 2