キュンとくる相合傘♥☔

キュンとくる相合傘♥☔

私と彼は100名以上いる吹奏楽団で出会いました。彼はこの団体は初めてですが男女関係なく誰にでも気軽に話せる人で、自分から話かけたことない人いないかもと言っていたぐらいです。また楽器の技術もみんなが認めるほど断トツで上手くて、ある楽器のソロコンテストで5位以内に入った程の腕前です。そんなみんなから人気者の彼にはファンもたくさんいるらしいです。それとは真逆な性格の私は今の団体5年目にも関わらず人見知りで親しい子以外にはあまり自分から話かけることもなく、彼とは違いたくさんの人と話せるような性格ではありませんでした。話したことない人たくさんいて正直、名前や顔すら知らない子も少しいます。
こんな私から彼に話かけることなく、もちろん最初は彼から話かけてきました。そこからだんだん仲良くなり話してて楽しいと思うようになりました。でも好きではなくて完全に友達感覚の楽しいでした。実は私にはこの2ヶ月前ぐらいに片思いしてた人に振られてしまって、その人のことがまだ好きでした。なので彼と付き合うとかは考えらずずっと友達感覚でみんなと同じように仲良くしてきました。
ある日の練習帰りのこと。雨が降ってきて彼は傘を忘れてしまいした。私は無言で彼にも傘をさしてあげました。すると、ありがとう、俺が持つよと言って持ってくれました。しばらく普通に相合傘しながら一緒に歩いてました。もちろん友達感覚の人なのでドキドキすることもなかったです。ですがしばらくしてから急に無言で傘を持ってる方の手で肩組みしてきて外の方から傘で私を守ってくれたんです！(文章じゃ伝わりにくいので漫画にしてほしかったのですが伝わらなかったらすみません)今まで彼にドキドキなどしなかったのが、それをやられた瞬間キュンときて、そこから一気にドキドキするようになってきました。そのことが頭から離れなかったのと、ただの雨の中あんな自分のこと守ってくれる人、他にはいないと思い好きになっちゃいました。その10日後に映画を見て観覧車に乗って観覧車の中で告白されて付き合うことになりました！彼はみんなと仲良いので私も最初はみんなと同じような感じで絡まれてるのかと思いましたが、お前だけはそういうつもりで話してきたわけじゃない、他の人は同じメンバーとしてどういう人か知っときたかったから、いろんな人と話してただけと言われました。前から私のことが好きだったみたいです。人気者であんな自分のこと守ってくれる人と付き合えて幸せです！

written by めみ