ただ横にいる、そばに居る、それだけで幸せでした。

コンテンツ名とURLをコピーする

3児の母になった今でも、旦那には申し訳ないけど忘れられない恋愛が大恋愛があります。きっと結婚しようと言われたら間違いなく結婚してたな〜と今でも思います。
高校1年生で初カレできました。名前は雄介。雄くん!同級生で同じ部活。その部活はアーチェリー。毎年インターハイや国体へ行けるほどの力のある部活でしたが部員は13人ほどの少人数でした。どちらかと言うとケンカ友達みたいな感じでした。高校1年の秋、私から告白し交際スタート!したのですが、彼と私の家までは車で40分しかも反対方向。更に部活は正月以外年中無休。デートなんてした事ない。会うのは学校、部活のみ。同じ部活という事と彼が物凄く恥ずかしがり屋だったので内緒の交際。(周りに冷やかされるのが嫌だった)なので休み時間あえて会ったりはしてませんでした。会いに行く子が羨ましかった(;_;)高2の後期からは一緒に生徒会へ入りその高校は副会長が2人だったので一緒に生徒会副会長を1年半してました。付き合ってることを知ってる人は私の親友のみ。クラスは3年間別。それでも私は本当に幸せでした。廊下ですれ違う時などアイコンタクト→自分のネクタイ、リボンを触る→「好きだよ」のサイン。ドリカムみたーい♡夜は2時間の電話。土日の部活の日はあえて帰りの迎え時間を遅めに親に伝え、他の部員が帰った後、親が迎えに来るまで部室でゲームしながら2人でおしゃべり。(例えば半日なのに1日と伝えていた)県外遠征や合宿など2人きりになれなくても同じ空間に居れるだけで嬉しくて、辛い練習も頑張れました。2人っきりになったらドキドキ、横に並んで座る、手を握るのが精一杯。キスもした事ありませんでした。それぐらいピュアなお付き合いでした。高3の夏、最後のインターハイ出場にかけた試合、私たち女子は団体でも個人でも出場決定したのですが男子は個人のみ。団体は負けてしまいました。「最後だったのに…雄くんはいけないんだ…」と私は大号泣。試合会場へはコーチと監督の車2台で男女別れて乗っていたのですが帰りは何故か監督の車に私と彼そして女子団体のトロフィーや賞状、みんなの道具など詰め込んで乗っていました。何故こうなったかは覚えてませんが、(今思えば、部員は薄々付き合ってるの気づいてたと思います。それで私が余りにも泣いてたので気を使ってくれたのかも)私はトロフィーの箱を抱えながら泣き疲れて寝てしまいました。学校までは2時間。1時間半ぐらい寝たあたりでうっすら目をあけると何故か彼の膝枕で寝ていてしかも手を握ってくれていました。本当にピュア?なお付き合いだったので、膝枕なんて初めて、しかも、手を握ってる!?ってのでプチパニックな私。心臓バクバクでしたが、とりあえず寝たフリをする事に。手を握って無い方の手で頭撫でられ、ボソボソと何か言っていました。よーく聞くと「泣かせてごめんな」「何も出来なくてごめん」と何度も繰り返し言っていました。そんな事思わないで欲しくて、握られた手をギュッと握り返し「そんな事ない。雄くんが傍に居てくれるから私は頑張れるんだよ。雄くんは凄いんだよ。」といって彼の顔を見たら真っ赤(笑)「もっももももうすぐ着くから起きろ」と。その動揺が可愛くて愛おしかった。その後彼は監督やコーチに女子団体のマネージャーとして同行させて欲しい、サポートしたいと頭を下げ彼は女子団体のマネージャーとしてインターハイへ。結果は予選通過しましたが、2回戦負けでした。
卒業してから彼は進学、私は就職と別々の道へ。片道車で2時間の距離。私は車の免許を持ってたのですが不規則勤務だったので中々会いに行けず。付き合って3年がすぎた頃に別れて欲しいと言われて理由を聞いても教えてくれず、抵抗しましたが嫌われるのが嫌だったので別れました。後から彼の親友に聞いた話だと彼は自衛隊へ入隊し遠い県へいってしまったらしいです。私は「着いてく」と言いそうだし、結婚するとかまだまだ考えられないし、待っててといってもいつまでなのか検討もつかない。そうなると私の人生(子供が好きなの知ってたので)を狂わせてしまうかもしれない。彼なりに色々考えてくれたらしいです。嫌いで別れた訳ではないと彼の親友から言われました。
私の人生の中で1番の大恋愛。今でも忘れられない恋愛でした。

written by ゆきっちゃぁ

エピソード投稿者

ゆきっちゃぁ

女性 投稿エピ 1