夜、部活帰りに先輩や同期たちと帰ってたときのことです。
「今からごはん食べに行こう!」
突然、先輩が言い出しました。みんな口々に行きたい!と言い、行く流れになってしまいました。
普段ならわたしもその誘いには乗るのですが、今回は乗れない理由がありました。
というのもその先輩とは、いわゆるいい感じだったのですが、いろいろと重なりうまくいかなかったのです。
「すみません、これからは先輩とは遊びに行けません。」
けじめのためにそう先輩に伝えたのはほんの数日前のことでした。
それから数日。まだ傷も癒えていない中、みんなで行くとはいえ先輩とのごはんは正直しんどかったです。
でも、みんな行く流れになってるし、どう断ろうか、、、そう悩んでいると
「すみません、おれとこいつちょっと用あるんで先帰りますね」
そう言って同期であるヒロが連れ出してくれました。
わたし「なんで行きたくないってわかったの?」
ヒロ「おまえ、顔に出過ぎなんだよ」
わたし「え?そうかな?にしても、ヒロまで抜ける必要なかったじゃん。行けば良かったのに」
ついつい可愛くない返しをしてしまったわたしにヒロは
ヒロ「え、だっておまえ寂しそうな顔してたから」
そう言って、帰るぞーって無邪気に笑いかけてきました。恋に落ちた瞬間てこうなんだって自覚してまともに顔が見れなかったのを覚えています。
そんなヒロとは後々に付き合うことになりました。今でも仲良しです。
written by まなつ
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