中学3年生の頃から始めたオンラインゲーム。
ゲーム内で出会った彼氏と別れ、新しいギルドに入った高校1年生の春。そのギルドメンバーに告白された。
正直、私はその人が好きではなかったので(嫌い)丁重にお断りをしたのだが、その後Twitterのリプやギルド内チャットではセクハラの嵐。
嫌気が差しギルドを脱退しようかと悩んでいた時、他のギルドに誘ってくれ、私を救ってくれたのが彼でした。
彼は私より5つ年上でゲームも上手くて誰もが憧れるような人でした。
悩みを聞いてくれて、セクハラ野郎に注意もしてくれてヒーローのような存在でした。
彼と毎日のようにゲームをし、通話をして、くだらない会話をする。そんな他愛もない日々が幸せでした。
彼のこと好きなのかな…
でも、遠距離恋愛もネット恋愛も辛いのは嫌だ…
好きになっちゃだめ…
こんな思いが私の中で葛藤を続けました。
好きになっちゃだめ…
大きな理由がありました。
そう、彼には長年付き合ってる彼女がいたからです。
そんなある日、遠方にいる彼がイベントに参加するのにこっちに来ると聞き、会うことなりました。
オフ会のようなものです笑
私は彼に日頃の感謝を込めて手紙と手作りのお菓子を渡しました。
でも、すき…なんて言えませんでした。
written by 杏美月
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