今考えてることを一言で

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初めてできた彼氏の話。


中学生の時初めて彼氏ができた。

同級生で仲良しグループの一人。
元々仲良くてからかわれていたけどまさかぁ、なんて思ってた。

ほぼ毎日多かれ少なかれLINEでやり取りもしてて。
そんなある日の夜のこと。


なんか話が噛み合わないな…
と思っていたら、私とアイツで話してることが違ったの。

「だから合わなかったんだ!笑
アンジャッシュみたいになってた笑笑」

『いやーこう考えるとお互い何考えてるかわかんないよな』

『だからさ、今思ってること一言で表してみない?』

「え、別にいいけど一言?難しくない?笑」

アイツからの提案に乗ったはいいけど難しい…
と思っていると

『えー、じゃあまぁ一言じゃなくてもいいけど笑
んじゃ、52分になったらお互い送ろ!』

サッと目線を右上に走らせると既に51分!
時間無さすぎる!

えっ何書く?え??
少しパニックになりつつ
「いつも話してて楽しいし気が合うなって思ってるよ。少しはかっこいいと思ってる」
なーんてことを書いた。


かっこいいとか要らないかな…?
なんて迷いながらまた右上をみたら、既に53分で。
時間すぎてる!?ってすごく焦って送信を押した。

送った瞬間に既読が着いて、そこで54分。
そのすぐあとに送られてきた彼からの言葉は
本当にたった一言だけ。

『好きだ。』


ドクン、と心臓が跳ね上がった音がほんとに聞こえて、
ドキドキして。

友達としか考えてなかったし
そもそも初恋もしたことない私は
恋がどうとか好きがどうとかそんな感情分からなくて。
だからこそ友達の流れで送った言葉に返された
たった一言のその言葉の衝撃と強さが際立った。





あの告白を私は多分忘れられない。

written by 莉海

エピソード投稿者

莉海

女性 投稿エピ 8

DK