これは私の母の友達のお話。
Yさんは母と大学からの友達。長い髪の毛がきれいな背の高いスタイルの良い方です。
Sさんは旦那さまで、いたずらが好きなでもどこか芯のある優しい人です。
二人はとてもとても仲の良いおしどり夫婦です。二人の間には息子が二人います。
この家族とは家族ぐるみで仲良しです。
Yさんは、数年前に乳癌にかかりました。片乳を取る手術をし、きつい薬も飲み、長い髪の毛も一時は全く無くなりました。
癌は治癒しましたが、Yさんは鬱病傾向になりました。
二人の息子は社会人や大学生と成長していたため、Yさんは昼間とても寂しい思いをしていたかもしれません。
それでもSさんは、「少しでも外へ出よう」と毎週のようにYさんとデートをしていました。
しかし2018年の夏の暑いある日。
Yさんは約50年の短い短い生涯に幕を閉じました。
Sさんはショックを受けました。「もっとできることがあったのに」「もっと僕が」「もっと…」後悔の日々でした。
大きな家に一人になってしまったSさん。愛する奥さまを亡くし、呆然とする日々を送りました。
仕事へは毎日行きましたが、精神病院に通うようになりました。鬱病でした。辛い辛い毎日を送っていたと思います。Yさんを恋しく思いました。
2019年11月。Sさんは愛するYさんの元へと旅立たれました。愛する貴女に会いに…
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Yさんが亡くなってから母は、自分しか家に居ないのに足音が聞こえたり、Yさんの声が聞こえたりしていました。
しかし、ちょうどこの間、家のインターホンが鳴り続けることがありました。私、母、父が家に居るときに起こりました。
今思えばYさんとSさんが遊びに来ていたのかもしれません…なんせ、いたずらが好きなSさんですから…☺️
私は二人の愛の深さにとても感動しています。きっと二人は1年ぶりに天国で再会しデートしていると思います。長い間一緒にいても尚、恋をし続けていた二人がどうか安からに眠ることを祈っています。
そして、この二人の愛が一人でも多くの人に届くように私はここに書かせて頂いています。どうぞマンガ化よろしくお願いいたします。
written by ルイーゼ
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