初恋の彼とのお話です。
彼とは中高一貫校1年生のときからの付き合いで、よくふざけあったり一緒に勉強したりしていました。いつもテストの点を競い合っていました。
中学2年生のとき、彼に告白されました。全く恋愛対象と思ったことがなかったのでびっくりして、「ありがとう」しか言えませんでした。それ以来何か意識しちゃって彼と上手く話せなくなりました。
高校3年生になったときまた彼と同じクラスになりました。時間が経ち普通に話せるようになりました。昔みたいにふざけあえるようになりました。
そのとき、やっぱり彼のことが好きだと確信しました。でも、お互い受験生で恋愛どころではありませんでした。志望校に合格したら彼に告白しよう、そう思って学校行事も全て捨てて勉強を頑張りました。
結果は不合格。浪人することに決めました。もちろん、勉強に専念すると決めたからには彼に告白するのもやめようと決めました。
迎えた卒業式の日、最後に彼と話がしたくて、2人の時間を頑張って作りました。
そのときです。彼に「やっぱりお前が好きだわ。付き合ってください。」と言われました。
まさかまだ想ってくれてるなんて夢のようでした。一瞬、okをしようかなと思いましたが、志望校合格のためには勉強しかしないと覚悟していたので、お断りしました。好きな人に告白されたのに、断らなきゃいけない自分がとても惨めでした。彼は国立大学の医学部に進学すると聞いてそのギャップでもっと惨めになりました。
そして1年間、勉強だけをしました。誰とも連絡を取らず遊びに行かずたまに彼のことを思い出して頑張りました。結果は合格。今までの人生で1番喜びました。
今、彼に遊びの誘いをしたところです。1年間、連絡を取っていなかったので、もう彼女ができているかもしれません。私のことなんか忘れて大学生活を楽しんでいるかもしれません。でも、今度こそ彼に気持ちを伝えたいと思います。
written by さやか
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