隣の席の男の子

コンテンツ名とURLをコピーする

中学1年生になって、初めての席替え。
周りはまだ話したこともない子ばっかりでした。そこで隣になったのが、蒼汰くんでした。最初はなかなか喋ることも出来ず、つまらないな…と思っていましたが、ある日を境に私と蒼汰くんはどんどん仲良くなっていきました。
ふざけあったり、授業中にお互いのノートに落書きしたり、私が落ち込んでいるときには頭をポンポンしてくれたり…そんな毎日が楽しくて楽しくて、そこで初めて、蒼汰くんのこと好きだ…と気付きました。そして、ある日の教室。
「お前らいっつもいちゃいちゃしてるよな!」と、急に後ろの席の男子が言い出したのです。
しかも大声で、さらに教室には全員のクラスメイト…みんなが大爆笑しました。
それからというもの、
本当は付き合ってるでしょ!?
蒼汰の彼女~!ひゅー!
など、よくいじられたりしていました。恥ずかしいはずなのにどこか嬉しかったです。
結局、両想いという噂こそ出されていましたが、なんの進展もありませんでした。
今でも時々、あの頃は蒼汰くんと付き合いたかったな…と記憶がよみがえってきます。


written by おもち

エピソード投稿者

おもち

女性 投稿エピ 1