リゾートバイトで行った派遣先の社員さんに恋をしました。
けど、彼をすきだと気づいたのはわたしが帰る1週間前で、特に話したりする仲でもなかったので3ヶ月後、また来た時に仲良くなれるようがんばろうと思いそのまま次の派遣先へ向かいました。
その3ヶ月の間に色々あって、結局わたしは別の人と交際をスタート。また彼のいる派遣先へ戻った時、彼への気持ちはまだ残っていましたが、彼氏のことを大事にしようと思い気持ちに蓋をしながら仕事に取り組んで半年が経った頃...付き合っていた彼からの束縛が酷く、喧嘩も増え、別れを考えるようになりました。それと同時に彼への気持ちも大きくなり、喋る回数も、彼から話しかけられることも増え、もう一度この恋を追いかけたいと思うようになりました。
そのタイミングで、わたしは咳喘息に悩まされるように...息が出来なくなるような咳が続き、たまたま休みが被った彼が病院へ連れて行ってくれました。
道中緊張しながらも色んな話をし、病院へ行き、診察が終わり、彼が送り届けてくれたのですが...帰ってからお礼のLINEを送ったら、即既読が着き、彼からのLINEが。
「このあと下に降りるけど、行く?」
そのまま2人で出かけ、映画を観ました。流行りのラブコメ映画。もちろん面白かったけど、彼が隣にいることに緊張して...あまり内容は覚えていません。
その日の夜、彼氏とまた喧嘩になり...翌日、彼と別れました。
翌週、薬が全く効かなかったこともありまた休みが被った彼が別の病院へ連れて行ってくれました。
道中、また話をしていたのですが...突然彼から好きなタイプを聞かれました。その後もずっと恋愛の話に...病院につくまで、内心パニックでした。
病院が終わったあとも2人でご飯を食べに行きました。わたしは彼が何で急に恋愛の話を持ち出したのか気にしながら、彼に「去年〇〇くん(彼の名前)のこと好きだったんだよね」と。一瞬彼の表情が固まりました。
そのあと彼の「美味しいコーヒー飲みたい」の一言でカフェへ。
カフェの外のベンチに腰掛けながら、2人で会話を楽しんでいたらまた恋愛の話になり、「去年好きだったって言ってたけど、今は?」と。
返答に悩みました。返答に、というより、答えるべきか。
せっかく仲良くなれたのに、気持ちを伝えたら、もう笑ってくれないかもしれない。話してくれないかもしれない。
悩みましたが、きっと今を逃したら伝える機会はもうないかもしれない....けど、この関係を壊すかもしれないリスクに、わたしは勇気が少し足りず。
「...こうして病院連れてってくれたり、2人で映画観れたり、ご飯たべたり...気には、なるよね....」
と、曖昧な返答をしてしまいました。
その直後雨が降り出したのもあり、お互い無言のまま車へ戻り帰路へ。彼の反応がなく、ずっと考えこむような硬い表情をしていたので正直終わったと思いました。
車が走り出して少しして、わたしから口を開きました。
「...さっきの、忘れていいよ。だから、気まずくならないで...またふつうに話したい」
緊張と、不安で、声が震えました。
恋が終わると思うと涙が滲んで...ずっと俯いていました。
すると、
「...なんで俺が、今の気持ち聞いたと思う?....俺も、△△(わたしの名前)のこと気になってるからだよ」
時が止まった気がしました。
その後彼はわたしを送り届けてくれて、そのまま駐車場で1時間程話し込んだと思いますが....ひとつの恋が終わりました。
恋が終わり、愛に変わり。
まだ2ヶ月半程度と日は浅く、また派遣期間を終え彼と少しの間離れてはいますが...
毎日順調に愛を育んでいます。
written by 小梅
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