中学生2年生の時、私は席替えで唯一女の子が1人のグループになりました。(他のグループは女の子2.3人)
でも弟がいたからか、そんな事気にせず過ごしていて、いつの間にか周りの男子からは姉御なんてあだ名で呼ばれるようになりました。
そんな時、同じグループで私の前の席の男の子がいつの間にか好きになっていました。
でも、姉御なんて呼ばれてるし皆から女の子扱いされてないのは一目瞭然。
ずっとこのまま友達なんだろうなー。まぁ今も楽しいからいっか。って諦めて過ごしていました
でもある日の休み時間
私の前の席のその男の子がぐるっと振り向き、急に恋バナをしてきました!
「ねぇ、好きな人とかいない?」
まさか本人に聞かれると思ってなかったし、どう答えればいいのか分からなくなって「そっちこそ好きな人いないの?」と聞き返すと
「おれは、いるよ」
とまさかの返事!
焦って「だれ!?このクラスの人?」と聞くと、まさかのこのクラスだと言う
「……出席番号、1〜21の中の誰か」
この時、21番までとかキリが悪いな?とか思いながら後ろに掲示してあるクラスメイトの出席番号を見ると
21番には私の名前が!
焦って自分の出席番号を忘れていた私はもう、もしかして両思い?とか浮かれて
でも恥ずかしくてそんな事言えなくて
真っ赤になりながら「当たったらちゃんと当たりって言ってね」と言いながら一番から女の子扱いの名前を順番にいって言った
「15」「ちがう」「17」「ちがう」「18」「ちがう」…………
私の前の女の子の番号まで来ても、かたくなに「違う」という彼に
私の恥ずかしさは最高潮。
そして私は
「え、えー!みんな違うじゃん!21は私だから違うでしょー?嘘つかないでよ!!!笑」
と笑って誤魔化してしまった。
その後も何度私の前の女の子の順番を言ってもみんな否定する彼
焦りまくる私。
どうしようかと思ってたら次の授業の先生が来て
「あ、先生来ちゃった……」
そこでお開きに。
今思えばきっとあれは両思いで
告白してくれそうだったのかなーって思い出すだけでも胸がキュンてなるエピソードです。
written by みさ
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