いつも隣にいるあいつ

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私が小学4年生の時のこと。まだ恋愛感情なんて全然なくて。ただ形だけ切り取って 好きでもないのに「私この子が好きなんだ〜」とか。まだそんな幼い頃のことでした。私は小さい頃からちゃらい系女子だったから男子とは友達以上になったことはありませんでした。でもそんな私のことを気にしてくれた男子(Iくん)がいました。相談にも乗ってくれたし、毎日のように一緒に遊んでいました。いつもは一緒にふざけ合う中で、超がつくほどちゃらいくせに 1年生の頃インターナショナル・スクールから転校してきただけあって、英語が上手でした。
自分には届かない存在なのだとわかっていても、当時私はこれが恋だと知らず、彼のことをいつの間にか目で追ってました。

月日は流れ、小学6年生になり、女子達が恋バナにハマり始めた頃。ある日親友が私に「私実はIくんが好きなんだよね」と言ってきました。その時私は初めて気づいたのです。彼が好きなのだと。心がズキズキ。毎日苦痛でした。でも私は私で頑張ろうと決心しました。そして親友に今の自分の気持ちを伝えました。すると「そうだったんだ!じゃあお互いに頑張ろう!」と言ってくれました。内心嫌な思いをさせてたらどうしよう、と思ってたので嬉しくてしょうがなかったです。笑

ある日、私は両親から念願のスマホを買ってもらいました。彼もスマホを持っていたので、LINE交換をしました。グループLINEで友達と話をしていると、だんだんと恋バナに変わっていきました。もちろん男子も入っているグループです。当時私は彼が私のことを好きだと知らなかったのですが、のちLINEで告白してくれました。親にも報告してあり、その後デートや修学旅行に行ったり思う存分楽しみました。 親友もら彼氏ができ、お互いに幸せでした。
ところが、受験シーズンが近づいてくるにつれ、彼は受験勉強で忙しくなり、私は父の都合でアメリカに越すことになりました。大切な友達を置いてまでとても辛かったです。しかも大好きな彼と離れるなんて。想像も出来ないくらい辛かったです。彼は今アメリカで流行中のネックレスをプレゼントしてくれました。LINEが繋がっているので、今も毎日LINEしています。

会えない寂しさもあるけれど、その分毎日LINEすることでいつも隣にいるような気がして今とても幸せです。
またあの日のように一緒に笑って公園のブランコに座れるような日がいつか来ることを願っています。

written by ぴーた

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ぴーた

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