2人のキセキ

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お互いのことを忘れられなかった高校生活、、、
高校三年生の冬にキセキがおきました。

私たちは高校一年生の時に付き合っていましたが、彼の心移りでその年の冬に別れてしまいました。その時、私は裏切られたという気持ちでいっぱいで、彼のことが嫌いでした。
 季節は流れ、二年生の夏休み、一年生に別れた時のことを謝りたいと彼から連絡がきました。彼とは違う高校だったので、会ったり連絡をとることはしていませんでした。そのころ私も嫌いという気持ちはなく、今頃何してるのかなと気になっていたため、会うことにしました。久しぶりに会えた彼は、変わらず優しく、私の事を好きだと言ってくれました。私も同じ気持ちでしたが、一年生の時に別れたことを思い出し、また悲しくて辛い気持ちになりたくないと思っていたため、彼と付き合うことに不安を感じていました。そこで、彼から夏だけでも隣にいて欲しいと言われ、夏だけなら、、、という気持ちで一緒に遊んだり、内緒で夜に会っていたりしました。そして、秋が近づきこの関係は終わってしまい、また離れることになりました。
 それから私は彼のことを忘れられずに三年生の冬を迎えました。私は大切な試験を控えていて、勉強するために図書館に向かっていました。その道の途中で前から見覚えがある人が歩いてくるなと思い、すれ違ったときに彼だとわかりました。これで会うのが最後ならもう一度見たいと思い振り返ると、彼も振り返っていました。そこで私は自分の気持ちに気づきました。彼のことが忘れられず、好きなんだと。それから試験が終わり、SNSを解禁し間もない頃、彼からフォローがきて、メッセージでやり取りしました。もうその時には私は自分の気持ちに気づいていたので、彼に会いたいと言い会うことにしました。彼と一年生の時のこと、二年生の夏のこと、偶然すれ違った時のことを話し、彼からもう一度付き合いたいと言われました。しかしお互い進学で離れることがわかっていたので、考えさせてほしいと言いました。その間にも一緒に遊んだり、ご飯を食べに行ったりしていました。その内、このままでは終わらせたくないと思い、彼との最後の恋をしようと決めました。そして三月、遠距離になるけど頑張ろうと決め、付き合うことになりました。二か月に一回のペースでしか会うことができませんが、もう一度付き合うことができたことに幸せを感じています。

written by まのまの

エピソード投稿者

まのまの

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