離れるからこそ大事さがわかる

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私には付き合って5年になる3つ年上の彼がいます。日頃から愛情表現はよくしてくれる彼ではありますが、今までヤキモチや甘えた姿を見たことはありませんでした。
そんな彼と今年もクリスマスや年末の予定を話していた時期に、急遽会社の事例で私が2ヶ月間遠方へ出張になってしまいました。今まで計画していた事が全部できなくなってしまったことと、クリスマスなどの楽しみなイベントを一緒に過ごす事ができなくなりとても残念でした。しかし彼は、最初は驚いていたものの『仕事なら仕方ない』という感じで納得。引っ越しの手伝いや何かと世話を焼いてくれはするものの寂しがる様子は微塵もありませんでした。私にとっては少し寂しい反応でした。
ですがその後どんどん出張へ向けて準備をしていく中で私は公私ともに慌ただしく、いつしかそんな寂しいという気持ちも薄れていきました。
そんな中出張前に彼と年内最後のデートをしました。デートの別れ際、私は寂しさもありましたができるだけ明るく『あたしはしばらく仕事でこっちを離れるけど、きっとあっという間に過ぎちゃうよ。ゆーくんもお仕事忙しいだろうけど、体調気をつけて過ごしてね‼︎』と伝えて行こうとしました。
すると彼が手を強く握ったまま『めぐがいないのは寂しい…2ヶ月絶対帰ってきてな』と。彼のこんな言葉を聞くのは初めてで、とても愛しくそして離れる事で改めてお互いの大事さが伝わってきました。
私は思わず彼を抱きしめて、『大丈夫‼︎必ず大好きなゆーくんのとこへ帰ってくるよ』と約束しました。
最初は仕事で致し方ないと嫌な気持ちを押し込めていましたが、彼の本音を垣間見る事ができたとても嬉しい時になりました。

written by MEG

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MEG

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