やっぱり好きな人を諦められなかった

やっぱり好きな人を諦められなかった

半年以上前の切なく苦しかった話。

私の好きな人は他校の先輩でした。
イケメンで、他にたくさんのファンがいるような人でした。
仲が良くて、2人で会うことも多く、周りからは
「いつ付き合うの？」とお互い言われていました。

だけど彼にとって私は妹的存在でしかなかった。
いくら頑張っても、そんな立場でしかありませんでした。

そんな彼に彼女が出来てしまいました。
私も、周りも驚きました。
そして周りは私に何て声を掛けようか、今までのことをどうしたらいいのか、どう接したらいいのか分からなくなっていました。

彼に彼女がいると知った一週間後、
私には彼氏が出来ました。
彼と私の共通の友人でした。
その人は以前から私のことを気になっていると言ってきました。
もちろん、彼のことを忘れることが出来ず、断ろうとしましたが、自分のことを見てくれるように頑張るから、と何度も押されてお試しのような形で付き合ってみました。

その人も彼と同じくらいモテていました。
だけど好きな気持ちを素直に伝えられる度に
私は好きになれないその人に、忘れられない彼に罪悪感を覚えるようになってしまいました。

自分に耐えられなくなり、たった2ヶ月で私は別れを告げました。
「ごめんなさい、好きになれませんでした」
一方的にラインで告げました。
ひどい話です。
でもその人は
「分かってた、でもありがとう」と優しい返事をしてくれました。

その後も私の好きな人は彼女がいましたが、
色々友人関係等で揉めてしまい、彼から別れを告げたと話を聞きました。

そして私たちは半年ぶりに2人で会いました。
伝えられなかった「好き」の思い、
妹的存在からの脱却、
忘れられなかった思い出、
今度は後悔しないように2回目の片思いを終わりにさせたいです。

written by るるり