地元のデパートのエレベーターで私の友達と仲のいい後輩と乗り合わせた時のお話です。
私と友達は参考書を買いたくて1階の駅から8階の本屋さんに行くためにエレベーターを利用しました。
2階3階と上っていくうちに、人がたくさん乗ってきました。
ぎゅうぎゅうで友達と一緒にうんざりしていました。
まだかなぁ、と友達とうんざりしていたら、
「〇〇ってさ、 私 先輩のどこが好きなん?」
小さい声でしたが、確かに私の名前が聞こえたので反応してしまいました。
友達も聞こえたみたいで、
そっちを向くと、同じ学校で仲がいい後輩の〇〇くんとそのお友達がいました。
2人とも私たちには気づいていないものの、対角線上でとても見えやすいところにいました。
「好きなとこー?えっとなー、」
「優しいとこー、笑顔が可愛いとこー、動きー、.......」
気付いていないからなのか、〇〇くんは小さな声で私の好きなところをたくさんあげていました。
私たちいること気づいて!!と思って見ていると、
〇〇くんの友達が私たちに気付いて、
「もういいよ、」
と言っていたのですが、〇〇くんは止まらず、
一通りたくさん言い終わったあと、
「あー、やっぱ全部!!!」
とお友達に言った所で後ろにいた私たちに気付き、
ちょうどエレベーターが6階に止まったので、
彼らは頭を下げて走って出ていってしまいました。
その日1日友達にからかわれるネタになり、
解散してからも某メッセージアプリでその事についてやり取りをしていた時、
〇〇くんからメッセージがきたことを告げる通知がなり、
トークを開くと、
「今日は、すみませんでした」
「でも全部ホントのことです。」
年下で、ただの仲の良い後輩だと思っていた〇〇くんに母性なのか、はたまた恋なのか、
その時は分かりませんし、付き合っていませんが、
キュンとしたのは覚えています。
written by あいす
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