君の運命の人は僕じゃない

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私は高校に入学し弓道部に入りました。弓道はやっていくうちにどんどんハマっていき毎日が楽しく、部活のために学校に来ていたぐらいです。そこで仲のいい友達ができました。私より20cmも背が高い173cmの大きい男の友達です。趣味が合い、猫を飼っていたり、好きなアニメがかぶっていたりして彼と話しているとすごく楽しく笑っていて、一緒に帰るほど仲良しになり、
「こんな親友できると思わなかった」
と言われました。私はだんだん彼が気になっていきました。彼は長年付き合っている彼女がいました。
「最近仲良くないんだ」
とよく相談されていました。彼の彼女には好きな人ができ、彼は振られてしまいました。
「ねぇ振られちゃった」
と電話の奥からすこし涙声の彼の声が聞こえてきました。
『大丈夫?たまには泣いてもいいんだよ?』
「泣いてねーし」
「あーあ俺も独り身か~」
『こちらの世界へようこそ』
「うるせぇ笑」
『あんま無理しないんだよ笑』
「ありがと」
私はとにかく1時間励ましました。しかし少しだけ嬉しいと思う最悪な想いが頭をよぎりました。。。彼女と別れたあと彼は少しずつ彼女のことを忘れようと努力していました。それから毎日一緒に帰って。2人で1番早く部活に行って。楽しく過ごしていました。彼は私の弱点に気づき、私の弱点であるこちょこちょをされました。
『うわっ!』
「あっははw」
『ねぇ!変態!痴漢!』
といって彼にもこちょこちょすると
「ききませーん」
『もぉー。。』
などと日々仲良くなっていきました。LINE電話で1時間以上話すのは当たり前でした。2ヶ月後、彼は告白されました。私と仲良くなった部活仲間の1人に。。彼はおーけーしたそうです。落ち着いて聞けよ。俺あいつと付き合うことになった。とLINEがきました。その日電話がかかってきて
「どーしよ。動揺が半端ない。。」
『私も。。』
「なんでだよ笑」
『そんな展開になるとは思わなかった。』
「俺も」
そのあとも私は涙を堪えながら話を聞いていました。
「てかお前が俺の事好きなのかと思ってた」
『あ〜。。。笑』
「ん?」
『実はさ私も好きなんだよね。』
「イマナンテイッタ?」
『私もお前のこと好きだったの』
「え」
『はぁあ〜昨日一緒に帰ってる時に言えば間に合ったかな』
「マジで言ってる?」
『うん。』
「まじか。。」
『ちなみに昨日私が告ってたらおーけーした?』「うん」
私は声をころして泣きました。そのあと
『頑張れよ。応援するよ。』
と言って電話を切りました。そのあと私は同じクラスの仲がいい友達に電話をしました。友達は私が彼のことを好きなことを知っていました。
「どしたー?」
『あいつに彼女できた』
「まじ?!はやくね?」
『昨日告白すればよかった』
私は友達との電話で泣き崩れました。
『昨日に戻りたい』
『私はどーすればいい?』
『最低な事言ってもいい?』
「なに?」
『早く別れてくれないかなあぁ。。』
私は友達と1時間泣きながら話していました。その後も彼は私にふつーに接しています。それから1ヶ月。最近は彼女と一緒に帰っているので私は一人で帰っていて、彼からひまというLINEがきて久しぶりに電話していい?とLINEがきたのでいいよと返信したらすぐに電話がきました。
「もしもーし」
『もしもし~』
そのあとはハマってる漫画の話や学校の話などたわいもない話をしました。
「クリスマスプレゼントあげたほうがいいかな?」
『うん。その方がいいと思うよ。』
「ねぇ」
『ん?』
「ひとつ聞いていい?」
『いいよ~』
【なんで先に告白しなかったの】
『え』
私は涙が出そうになりました。しかし
『まぁ私勇気ないからね〜』
「も〜。。。ばーか」
『あなたが彼女の告白をおーけーしたからですよ〜ばーかばーか』
「遅いよ」
『なに~笑私と付き合いたかったってか笑』
とからかって聞いたら
「え、それ言っちゃう?」って言われ
『ん〜?』
彼女より私の方が好きってことですか?
このバカは。そう勘違いしてもいんですか?

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秘密 投稿エピ 1