私は前まで、恋というものがよく分かりませんでした。周りのみんなは彼氏や好きな人の話で盛り上がっていますが、私はその話を聞いたり、恋愛漫画を読んだりする方が楽しかったのです。
そんな私でも「青春」と呼べるような恋をしました。中学2年生の春、私の所属しているバドミントン部に後輩が入ってきました。その中に、小学校の時の知り合いの男の子がいました。私が話しかけると彼は覚えていてくれたようで、それからはお互いの話をすることが増えていきました。彼は運動神経もよく、気さくで、顔立ちもそこそこなので、実はモテているようです(笑)
私はその時は「ふーん」くらいで済ませていました。今思うと、私、興味無さすぎじゃない!?と思いますね(汗)
彼と私はお互いに冗談を言い合うような仲なのですが、彼が私の身長を抜いた時の嬉しそうで無邪気な顔には、少しドキッとしてしまいました。彼と話す度に色々な一面を知っていって探究心の強い私はとても楽しいという感情だけが強くあったはず…なのに、そんな私と彼の先輩後輩関係は、私の中で特別なものに変わっていきました。いつからかは分からないけれど、彼のことを男の人として見るようになっていました。彼がモテているという事も何だかモヤッとしてしまうようになっていました。
そして…先日、私は彼にずっと「好きな人誰?」とLINEで聞かれていたのですが、ついに当てられてしまいました。彼には彼の一つ下の女の私から見ても可愛らしい彼女がいたので、私はフラれて、今の関係が壊れてしまうと覚悟を決めていました。しかし彼は、「先輩、俺、実は前、先輩のこと好きでした。ありがとうございます。」と、メッセージを返してくれました。私は彼に気持ちがバレた事を後悔していません。むしろ、LINEや電話でやり取りする時や、直接話す時、前よりも心の距離が近いように感じて、結果オーライだなと感じています。私は今でも彼の事が大好きです。いつか、今度は彼に当てられる前に自分から、改めて気持ちを伝えられたらいいなと思っています。
written by Marin
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