中学生時代、3年間同じクラスだったのもあって私、女子A、男子B、男子Cの4人でよくつるんでいました。2年生の頃にBのことが好きになり、少し距離を置いてしまったけれど4人で遊んだり恋バナをするうちにBに対する恋心は日に日に大きくなっているのがわかりました。夏休みには会えないかなと近所の図書館や公園に通った日もあったし、バレンタインには会えたら渡して告白しようと決めて私とBの家のあいだをを自転車でぐるぐる回るも会えなくて自分で食べながら号泣した日もありました。
ある時4人でした恋バナで、Bの好きな人は7文字だと聞き、私も七文字なので少しだけドキッとしました。そのまま時が過ぎ、あっという間に卒業式。結局Bには告白できず、高校も違う。忘れて新しい恋に向かおう。そう思って卒業式の余韻を楽しんでいたところ、、BとCに呼び止められました。なに?と聞くと、2人で顔を見合わせてなんでもない。と言って走って行ってしまいました。直後にAがあれあんたに告りに来たでしょ、絶対!と言ってきましたが、そんなはずはないと思いやりすごしました。
帰り際になって急にBの好きな人が気になり、Bに結局好きな人だれなの?と聞くと、俺の苗字と同じ漢字が入ってる人。と言われ、その漢字が入ってる人は私ともう1人Bの幼なじみしかいませんでした。しかもその幼なじみの名前6文字だったので、ほぼ確実にBの好きな人は私だったのです。驚いて固まっていたらじゃあな!とまたまた走って行ってしまいました。
今私には彼氏がいますが、もしもあの時ほんとにBが告白してくれていたら、帰り際勇気をだして私が呼び止めていたら、きっと付き合えていたと思います。彼氏には内緒の、大事な甘い思い出です。
written by Wako
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