声だけなのに

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これは私が中学三年生のお話です。
私は中学三年生の時から学校に行くのが
怖くなってしまい不登校になってしまいました。
毎日毎日寝て起きての繰り返し。
ひきこもりの毎日でした。
不幸な運気がそれと共に
訪れたのか
そして中三の1月頃親の離婚とともに
引越しをしました。
引越しをしてから
少しずつ外の空気を吸うことができ
心機一転で誰かと話したいと思って
SNSで通話をしてくれる
ネットのお友達を探しました。
その時に出会ったのがAさんでした。
Aさんは私よりも一回り歳の違う方でした。
けど私の話を聞いてくれて
時には叱ってくれて
優しくアドバイスしてくれました。
そんなAさんのことを次第に私は大好きになりました。
顔も知らず、声しか聞いたことがないのに。
LINEも交換して毎日スタンプを送りあって
Aさんは仕事が忙しいので
毎日は通話できなかったけど
少しでも時間があれば私と話してくれました。
そして私が「好きって言って」って言うと
必ず「大好き」と言ってくれて
冗談だとわかっていても嬉しかったのを覚えています。
けどそれと同時に
私の好きとは違うものだということも
わかっていました。
そして私が高校に上がっても
Aさんとの曖昧なネットの関係は
続きました。
けど次第に私は辛くなってしまいました、
だからこそ高校が忙しいのを言い訳に
AさんのLINEの返信が
段々と遅くなっていきました。
そうしてAさんから
「もう連絡してこなくていいよ」
と一言LINEが返ってきました。
自分が導いたことなのに
涙がいっぱい溢れでてきてしまいました。
それくらい大切で大好きだったんだと
嫌われて初めて気づきました。
そして時間がたった今
時々Aさんが通話で歌ってくれた曲を聞いて
Aさんのことを思い出しています。
もう話せないのをわかっているのに
Aさんのことが忘れられないのです。
この片想いはしばらくは続くのだと思います。
声しか知らないのに
その声から溢れ出る
あなたという存在が
本当の本当に大好きでした、ありがとう、


(読みにくい文章ですいません、、、)

written by しお

エピソード投稿者

しお

女性 投稿エピ 1