これは2年前に付き合っていた当時の彼氏(今でいう元彼)とのバレンタインデーの思い出話です。
私と彼は同じ高校を卒業後付き合うことになりましたが彼がアメリカの実家に帰ってしまったので始まりから終わりまで遠距離でした。
2月に入った初めの週に彼氏の方からバレンタインデーはなにがいい?って聞かれましたが、わたしはなんでもいいよってはっきり答えませんでした。その数日後、ネットの広告で薔薇の花束のデリバリーがあるのを知ってとりあえず「こんなのがあるみたいだよー」って彼氏に知らせてみました。わたしは小さい頃から男性から花束をもらうことがとてもロマンティックで素敵だという憧れを抱いていました。
バレンタインデー当日に家に大きな段ボール箱と中くらいの綺麗な黒い箱が届きました。どちらも差出人は彼からでした。大きな段ボール箱の方には彼の手作りクッキーとブランド物のチョコの詰め合わせと手紙が入っていました。彼はわたしがクッキーが大好きなのを知っていて手作りしてくれたのです。その時点でもものすごく嬉しかったのですが、綺麗な黒い箱の方を開けてみると中には12本の真っ赤な綺麗な薔薇の花束が入ってました。その中にも手紙が入っていて「愛してる」と書いてありました。
その彼とは別れてしまいましたが、今でもこれほど情熱的なバレンタインデーは忘れられません
written by うささん
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