私が去年中学1年生での出来事です。
国語での習字の授業で朱液を少量使ったのでペットボトルのキャップに入れて使ったのですが、ある男の子が朱液が入ったペットボトルのキャップを持ちながら私の前の席の男の子と戯れあっていて、私は心の中で溢れそうで危ないなと思っていました。そうしたら案の定ポタポタっと私の机の真横にこぼれてしまい、私は無駄に動けなかったのですが、一目散に雑巾を持って来たのがその頃少しずつ喋る機会が増えていた男の子でした。
普段の生活を見ていて、周りの男の子と比べるとまあ立派だなって思っていましたが、所詮思春期のうるさい山猿だと思っていました。その時も関係のないその男の子が拭いていたことに感心していたのですがある程度綺麗になってそろそろ拭き終わる頃に彼がさらっと言ってくれた言葉が今も忘れられません『〇〇大丈夫?朱液付かなかった?』その時私はそれを言ったことに対して驚いたのと少し、いや、だいぶキュンとしてしまって「あ、うん、」としか言えずに今も後悔しています。それがきっかけで私は彼を異性として意識し始めて好きになりました。ですが男友達からその人の好きな人を知ってしまったので想いも伝えずに諦めてしまいました。今年はクラスも離れて私も緊張してしまって話せなくなっちゃったけど、時々あちらから話しかけてくれる時は純粋に嬉しいし楽しく話せます。
written by まりあ
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