マンションの工事用足場が2人を結ぶきっかけに。

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大学に入ってすぐの頃、同じサークルメンバーで好きな人ができました。
彼は同じ1年生で、笑顔がとても素敵な人で、話をするうちに自然と仲良くなりました。
でも、付き合うところまではなかなかたどり着けません。
わたしは学生用ワンルームに一人暮らしの生活だったので、どうにかして彼を家に招いて、2人きりになって雰囲気を作って、彼から告ってもらおう、という妄想を抱いていました。
(恋愛マンガの読みすぎ。)
とは言え、わたしの部屋に遊びに来ない?なんて誘うのは、遊んでる女みたいに思われそうでヤだし・・・。
そんな時、ワンルームマンションの外壁補修工事が始まり、大学から帰ってくるとマンションを取り囲むように足場が組まれていました。
足場には工事業者の男の人が何人か居て、驚いたわたしは急いでレースのカーテンを閉めて、室内に干していた下着類を隠しました。
夜になって、これって足場を登ってくれば誰でも簡単に侵入できちゃうよね?!ってことに初めて気づくと怖くなってきて、気がついたら無意識のうちに彼に電話していました。
事情を説明してHELP要請したら、すぐに彼がやって来てくれて、下心なしに本気で泣きついたら、その日は泊まってもらえることになりました。
落ち着いてくると、大胆なことしちゃてるのにようやく気づいて焦りましたが、もはやこうなったらチャンス!
わたしの手料理(鍋)でもてなしながら寄り添うようにお話しているうちに、彼から告白されて、そのまま結ばれました。
後で彼に聞いたら、もともとわたしのことが気になってはいたけど、今回、真っ先に自分を頼ってくれたことが嬉しくて、守ってあげたい気持ちが抑えられなくなったんだそうです。

written by みひろ

エピソード投稿者

みひろ

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