放送委員

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これは私が中学1年の委員会のお話です。
私がいた中学は前期後期に分かれており私は後期に放送委員をやることになりました。1年は全部で3クラスあります。放送委員は各クラス1人ずついました。
私は3組でした。1組はクールだけど凄く優しくて前期から放送委員をやっていた男の子。2組はチャラい不良系の男の子でした。私は「女子は1人か…」と思いながら放送をしていました。そんな私を見て1組の子が「いつも周り見ていて凄いね。しかも俺より先に来て放送の準備もしてくれてありがとう。スムーズに放送が出来るから本当に助かる。ありがとう」と私の事を褒めてくれました。いつも私から質問したりと聞いていたので彼から話しかけらた事に驚いてました。その時2組の男の子が「こいつには雑用が向いてるんだからいちいちお礼なんか言わなくていいだろ笑」と言われました。私はモノ扱いされてる事にイラつきましたがここで争ったらどうなるか後で分かっていたので無視していました。そんな私を見て彼は「お前周り見れてないクセに偉そうなこと言うなよ。俺は本当に感謝しかないくらい助かってるんだからな!お前が今読んでる文も俺が来る前にここで書いてくれたんだよ!ちゃんと感謝しろよ!」と私の代わりに怒ってくれました。私は「もう、良いよ。後で面倒臭い事に巻き込まれちゃうよ?私は大丈夫だから」
「そういう問題じゃない感謝出来ない奴にモノ扱いする権利なんて無い。」私はこの時勇敢な彼を見て惚れました。その後気まずくなった不良系男子は「お前いいお嫁さんになるな笑」と言われました。彼は「確かに笑」と、私は恥ずかしくなったので「キモ」と小声で言いました。ですが心の中では(彼に褒められて更には助けて貰った。凄い嬉しい///)と思っています。
今思い出すと中学時代私は彼が好きな人になっていた事に驚きつつ幸せな日々だったなと思います。

written by 秋桜

エピソード投稿者

秋桜

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