何度も諦めたけどやっぱり君が好き

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これは私が小学一年生の時のことでした。
幼かったのであまり覚えていないですが私は同じクラスの彼(ゆうくん)のことをいつの間にか好きになっていました。
でも三年生になった頃ゆうくんには好きな子がいる事が分かりました。
その子はとても美人で成績も良くて完璧な女の子でした。
私はその子には勝てないと思い諦めてしまいました。
でもその子は引っ越してしまい私にもまだチャンスがあるんじゃないかと思いもう一度ゆうくんのことを好きになりました。

それから何年かたち私はゆうくんに想いを伝えられないまま中学生になっていました。
中学校最初の夏休みに入った時こんな噂がたちました。
「一組のゆうくんって人と三組のみうちゃんって付き合ってる」
私はそれを聞いた瞬間「あぁ、私は結局ゆうくんの彼女にはなれなかったんだな」と思いました。
それから私はゆうくんと距離を置きました。
私から送っていたメールも送らずゆうくんの事を忘れようと思いました。

それから何日かしてゆうくんからメールが来ました。
ゲームの話や好きなアニメの話などされましたが私は冷たい返事ばかりしてゆうくんのことを避けてました。
ゆうくんは冷たい態度ばかりしている私にこう言いました。
「なんで最近そんな態度なの?」
私はゆうくんにこう言いました。
「ゆうくんには彼女いるでしょ?私より彼女と話しなよ。」
それからゆうくんはとは何も話さなくなりました。

一年たち二年生になった頃ゆうくんから
「久しぶり、元気してる?」とメールが来ました。
その頃からでしょうか、ゆうくんが彼女と別れたと噂が立っていました。
私は思い切ってゆうくんに聞きました。
「彼女さんと別れたって聞いたけどそれほんと?」
ゆうくんは「うん、ほんと」と答えました。
それから私はゆうくんのことがまた気になり始めました。

ゆうくんはメールを頻繁に送ってくれるようになり私もゆうくんからメールが来る度嬉しくて普通に二時間以上話したりすることも多くなりました。
ゆうくんは私に彼女欲しいなと送ってきたり誰か付き合ってくれないかなと送ってきたりしました。私は心の中で「私でいいでしょ!」と思いましたがそんなこと言えるはずもなく私も彼氏ほしーと言っていました。

クリスマスの日相変わらずゆうくんは彼女欲しいと言っていました。私はゆうくんに思い切って「好き、付き合って」と言いました。
けれどゆうくんから返信がなく「冗談だって、こう言えば多分誰か付き合ってくれるよ」と言ってしまいました。ゆうくんは「そーなのかな…」と言っていました。
私は結局ダメだったなと思っていました。

夜ゆうくんからメールが来ました。
相変わらず彼女欲しいと言っていました。
私は思い切って聞きました。
「私が告白したら付き合ってくれる…?」
私は恥ずかしくなりスマホの画面を直ぐに閉じました。これで断られたら諦めよう、そう思いゆうくんからの返事を待ちました。
スマホの着信音がなり恐る恐る見てみるとそこには「いいよ」と一言ありました。
私はゆうくんに「好きです、付き合ってください」と送りゆうくんは「はい」と言ってくれました。

あとから聞いたのですがゆうくんも私のことが好きだったらしく、何度も諦めかけたけどあの時思い切って想いを伝えてよかったと思っています。




ここまで読んでくださりありがとうございました!

written by 砂糖ちゃん

エピソード投稿者

砂糖ちゃん

秘密 投稿エピ 1