知らなかった彼からの気持ち

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私が小学校高学年の時。ある男の子といつも喧嘩ばかりしていました。
喧嘩が始まったのは彼と席が隣になったからです。彼とは低学年から関わりがあったのでべつに意識することなく最初は普通でした。でも初めて隣になり、今まで見えてこなかった一面が見えてそれが彼とは合わなくてくだらないことで喧嘩をしてうました。例えば、「私の机に教科書やノート入れないでよ!」っと怒り、自分がやってしまった時彼は「お前だって入るなよ」と言って席を離したり、言い争いになったりしました。ですがへそをまげた私に呆れてか必ず彼から謝ってくれます。「ねえここどうするの?」っと彼が聞いても「・・・」無視してみたり、「知らない」と冷たい反応を返してみた時普通の男子ならめんどくさがるはずなのに彼は両手をあわせて「さっきはごめんーー」「俺が悪かったから許してー」っとなに私が悪くても彼から謝ってくれるのです。そして上手く転がされます。「しょうがないなぁ」「ありがとう」これの繰り返しです。私の彼へのイメージは敵でした。いかに上手く転がらないようにするか。
逆に彼には好きな人がいたので、単純な私のことを彼は気の合わないやつだとこの頃は思っていると勘違いしていました。そして席も離れ、喧嘩をすることもなくなり、私達は小学校を卒業していきました。中学では彼と離れ離れです。同じ小学校の男子から彼の名前があがった時誰のことを好きだったのか聞いた所「あいつはお前だよ」っと本人じゃない人に言われた時びっくりしたのと同時に彼の思いが嬉しかったです。彼への気持ちは小学校の頃と変わりました。
もしも過去に戻れるならまた席が隣のあの日常に戻りたいです。

written by エルザ

エピソード投稿者

エルザ

秘密 投稿エピ 3