わたしの青春

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私が高校時代に体験したお話です、
私には3年近く付き合っていた彼氏がおりましたが、彼の浮気が原因で別れ、そこからもう「恋愛はしたくない」「傷つけられるのが怖い」と男性恐怖症にもなり当分恋愛はしたくないとずっと思って約2年がすぎた頃、私が当時通っていた学校に新しい先生がやってきました。
一目惚れとは違うのですがその先生のことが気になっていました。
朝の時間、授業中、休み時間ちょっとでも会話出来ただけでいつも嬉しくなりました。先生の授業が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
気づく頃には私は先生の事が好きでした。
先生のことを知る度どんどん好きになりました。
でも私は緊張して上手く話せなくなり先生と話すことが少し減ってしまいました。
「先生は私のことどう思ってるのかな」「好きって伝えたらどうなるのかな」そんなふうに思う度、こんなに先生のことが好きなんだと思い知らされました。
私の好きな先生は生徒によく好かれます。いつも先生の周りには人がいます。先生が他の女子生徒と話してるとモヤモヤしました。女の先生だともっとモヤモヤしました。苦しくなりました。
私も先生とあんな風に話したい、そう思って私は休み時間に積極的に会いに行ったり先生が所属している部活に入部したりと何かしらのアクションを起こすようになりました。
先生はいつも笑ってくれます。私はその笑顔を見る度ちょっとずつだけど勇気をだしてよかったなっていつも思えました。
私は心の中で、きっともう多分、先生に私の気持ち知られてるかもしれないと思ってました。
そんなこんなで学生生活も終わりに近づき私は告白しようか迷っていました。
「年上の人への告白の仕方」「先生が好き」などで沢山調べました。
調べるとよく出てくるのは「あなたが先生を好きな気持ちはよくわかりますが、一度先生の身になってみてください。もし、あなたが先生に好きと伝えます。その身勝手なあなたの行動のせいで先生が苦しむことになるんです。責任を負わないといけなくなるのは生徒のあなたではなく間違いなく先生です。」という文章をいくつも見ました。告白を迷っていた私は「そうだよね。そんなのわかってはいたけど、私のこの気持ちって先生からすると迷惑でしかないよね。」と考えるようになりました。
調べれば調べるほど現実を突きつけられてる感じがとても辛かったです。
でもいくら辛かろうが先生を好きな気持ちは変わらないので、卒業してから告白することに決めました。
卒業した今、無事告白しお返事をもらいました。
その後私達は付き合っています。
学生時代、ちょっとずつ勇気を出してきたあの積み重ねが、最後、私に告白する勇気をくれたんだと思います。
誰に何を言われても先生のことを好きでいてよかった、思い続けてきてよかった。想いを伝えてよかったと思います。
後悔してからじゃ遅いってことがよく分かった経験になりました。
あの日の私、勇気を出してくれてありがとう。
先生、私の気持ちを受け止めてくれてありがとう。

written by しそ

エピソード投稿者

しそ

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