中2の時の話です。
中学に入ってから体育は基本的に男女別々です。
ただ時々男女合同の時がありました。
5分間走もそのひとつです。
5分間走とは、5分間でトラックを何周できるか計る、というなかなかハードな競技です。
私も憂鬱でしたが、好きな人が走る番になりました。
笛の合図で競技スタート、一斉に走り出しました。
途中で「3分経過」「残り1分」と先生のカウントが入ります。
その彼は普段割とふざけてるしスポーツマンのイメージもなかったので 私は軽く応援するぐらいの気持ちでのんびり見てました。
それが 残り20秒になった時、急に加速して他の男子を次々とごぼう抜きにしていったのです。
まるで映画のワンシーンみたいでめちゃくちゃかっこよくて、友達の手を取ってキャーキャー騒いでました。
「あんまり騒いでるとバレちゃうよ!」とたしなめられましたが(笑)
私の青春の一ページです。
written by romi
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