出会ったのは中学の入学式。
彼とは一年と三年で同じクラスでした。
一年の頃にアニメや小説がお互い好きで直ぐに意気投合。
一年の三学期の頃、周りの目を気にせずに二人で話しているうちに、私は段々と彼に惹かれていきいつの間にか恋に落ちていました。
三年生になり受験の事で話をしていた時に彼から市内の公立高校ではなく街の芸能学校に行くと伝えられました。
俳優を目指して、芸能界に入りたいと言っていた彼。
私は勿論応援をし、背中を押しましたが同じ学校に行けると思っていたので心のどこかで悲しみがありました。
それから想いを伝えることは無く中学を卒業しました。一ヶ月ほどが経った時、彼と仲のいい友人とで近所に遊びに行きました。
その時に恋愛の話になり、彼は言いました。
「お前ら事は好きだけど恋愛で見るのは無理かなぁ」
その言葉を聞いて一瞬にして私の恋は終わりました。
彼に想いを伝える事はなく今まで過ごしていますし、これからも伝えることはありません。
ですがこれからも仲のいい中学の頃からの友人として、彼と関わっていくでしょう。
私の中学の三年間の恋は大人になっても忘れることはないと思います。
written by みみちゃ
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