彼との出会いはイタリアのハープのマスタークラスの時でした。
その頃の私は全くのハープ初心者であることにも関わらず、とりあえず参加してみようという気持ちで申込みました。夏休みですし、ちょうど5日間の短期旅行もいいかなと思いました。
そしてついにマスタークラスの初日迎えた。先生である彼は意外と若くて、イケメンなスイス人でした。マスタークラスに参加した他の生徒達は、なんと、皆プロ並みのレベルでしたので、モーダルとかそういう超難しい曲まで簡単そうに弾けたんです。。。その格の違いのせいで、それ以後の四日間、毎回先生と私のレッスンの番と来たら、傍聴者はみんな教室から出て行き、残る者は一人もいませんでした。。。私は申し訳ない気持ちでしたけど、彼は大丈夫だよ、誰だって最初は初心者なんだって、励ましてくれました。そして、この二人きりの空間で、私達は自由に会話したり、遊んだり、戯れあったりしました。普段 些細なことでもストレスを感じる私なんですけど、彼と一緒にいると、放心状態になって心配事を全部わすれるのです。
で最後のマスタークラスに、私は今までの練習成果を一生懸命アピールしようとしてた時、私のちょっと長めの前髪が演奏途中にふわって、ちょうど目の前にぶら下げてきたの。それを見たら、隣に座ってる彼は体を寄せ、手を出して 指先で私の髪を触って耳掛けしてもらって、で「大丈夫?」って耳元で優しく言いました(////)ここで私の心臓はもうドキドキドキドキって止まらなかった。。。
一応今は遠距離状態で付き合ってもらったけど、上記のあのエピソードを思い出すとやはり微笑みが絶えません。
written by 紅羽
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