まさか、もしかして…?

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これは予想もしなかった突然の出来事です。私の学校の音楽室では、チャイムがなるまでは、音楽室にある楽器を触って良いというきまりがありました。ある日、授業のために音楽室へ行くと、男の子の友達が、ギターを弾いていました。その子とは、普段少し話をする程度でしたが、ギターは私もよく弾くので、その子と一緒にギターを弾くことにしました。ギターを持っていく途中で私は好きな彼とすれ違いましたが、彼はどこかオドオドして見えたので、そっとしておこうと何も言わずに友達の方へ行きました。少し彼のことが気になったので、友達のもとへ着いた時に、目が合わない程度にチラッと彼の方を見ると、彼は何かもの言いたげそうな顔をしてコチラを見ていました。その後少しすると彼は立ち去ったので、「何も無かったのかな」と思い、友達と「Fコード弾けるの羨ましい」だとか「何か曲弾いて」など話をしながらギターを弾いていると、別の友達が3人私たちの方へニヤニヤしながら来たので、「どうしたの?」と聞くと、「絶対今の○○(私の好きな彼)嫉妬してた!!」と3人がキャッキャと言って来ました。私はとっさに「絶対違う!」と言いましたが、「さっきすねながら席座ってた!!」とまた3人が。私は何度も何度も否定しましたが、さっきオドオドしていたのも、もの言いたげそうにしていたのも、嫉妬してくれていたからなのかなと、少し期待していた私が心の中にいました。

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女性 投稿エピ 19