花火大会の帰り道、もう少し…

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「もう少し話しませんか?」
サークルの1つ上の先輩に私は片思いをしていました。
優しくて、頼れる存在で、人見知りの私とも積極的に話してくれる。そんな人です。
共通の好きなテレビ番組がきっかけで先輩とはずっとLINEをしていて、そんなある日…
先輩「○○ちゃんって誰かと花火大会行くの?」
私「予定はないです!」
先輩「よかったら、一緒に行きませんか?」
えええええええええええ、もう、なにこれ!?
私のことを…いや、ただの後輩としてしかみてないだろうし、多分花火が好きで見に行きたいだけなんだ!そうだろう!そうに違いない!
よし!
私「はい!!行きます!!!」
返してしまった…どうしよう…何着たらいいかな?
この時はずっとふわふわニヤニヤしてました。
そして、当日。
私は浴衣を着て行きました。
駅前で待ち合わせ。先輩は普段着で立っていました。
先輩「かわいいね!」
そ、そんなこと言われたら死ぬ…無理無理。
もう心臓がもたない!!
先輩は私と歩幅を合わせて歩いてくれて、大丈夫?辛くない?って何回も何回も聞いてくれました。人がたくさんいて花火を見る場所がなかなか見つからず、地面に座るしかなく…
その時先輩が鞄からタオルを出して、地面に敷いてくれて、「せっかく可愛くしてくれたのに汚れたら困るから。使って」
って…もう、好き!があふれてました。笑笑

花火は終わってしまいました…
先輩からは何も言われませんでした。
でも、このまま帰りたくない。もっと一緒にいたい。
先輩「じゃあ、駅向かおうか…」

私「もう少し話しませんか…?」

人生最大の勇気!まだ離れたくない。そう思っていました。

先輩「うん!話そう!!」

椅子に座っているとゆっくり時間は過ぎていき…
先輩「みんな、帰るんだね…浴衣みんな綺麗だね…終電は大丈夫?」
そんななんでもない話をずっとして、私は全てに「はい!」としか返せないぐらい緊張していました。
終電の時間…
私「じゃあ、もう帰ります」

先輩「まって!!!あのさ…ちょっとおかしなこと言ってもいい…??あの…俺…○○ちゃんのことが好きになってしまいました!よかったら、付き合ってくれませんか???」

私「はい!!!!!!!その言葉ずっとずっと待ってました!!!!!」

もう嬉しすぎて嬉しすぎて。笑
明日からは先輩が私の彼氏になる…。そんな幸せなこと。あるのかー!って。笑
でも、「ちょっとおかしなこと言ってもいい?」
って入り方がアナ雪みたいで、ちょっとおかしくて笑っちゃいました。笑笑
彼とはもう付き合って2年が経ちました。
今も時々この話をして彼をからかっています。笑

written by のこ

エピソード投稿者

のこ

女性 投稿エピ 5

のこ*21歳(大学4回生) 彼*23才(社会人1年目) 出会いはサークルでした。 凄く臆病で天然炸裂な彼とはケンカもするけど可愛くて仕方がないハムスターみたいな人です。私は、ドジだ!バカだ!などと彼に言われています。 彼とは付き合って2年と少し… 穏やかでのほほんとした日々を過ごしています。 エピソード専門なんで!是非みなさん漫画にしてください!お願いします!