3年越しのメッセージ

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私には中学3年間お付き合いをしていた同じバスケ部の男の子がいました。
彼はおちゃらけていて、でも運動神経がとても良くて私は彼のことが大好きでした。
しかし、3年の冬に私達は受験にぶつかり会うことも少なくなり、連絡頻度も落としました。
お互い第1志望の高校には合格したものの別な学校となり、私は彼とのお別れを決意して、二月末に伝えました。
その後、彼を忘れるために友達とたくさん遊びました。
ある日私は友達の家に泊まりに行き、夜に恋バナをしました。
「ねー、ハルはもう彼のこと好きじゃないの??」
友達からの質問に私は何も答えられませんでした。
好きだけど、好きだから中途半端にしたくなくて彼を縛っちゃいけないと思って別れたけど辛くて仕方なかった。
ちょうどその時私の友達の携帯に彼から電話が。
私が泊まりに来ていることを言っていたらしい。
変わって「もしもし」って声を発しただけなのに
「やっと出た!!やっと聞けた!!」って嬉しそうな声を出した彼に私は戻りたいと伝えそうになりました。
しかし彼は私と会うために部活をやらないといいだし、学校にも迎えに行くといい、私はその考えが変わらない限り戻れないと思いました。
泣きながら「バイバイ」と電話を切ったことを覚えています。

高校生になって2年半、彼からTwitterのフォローが来ました。部活の大会で彼を見かけてホっとした一方で私はなかなか気持ちの整理がつかず、未だに好きな自分に驚いていました。もうそろそろ次に進みたい。そう思い、付き合っている時に渡せなかったプレゼントと手紙を書き、彼と同じ高校の私の親友に託しました。当時の思い、いらなかったら捨てて欲しいと言って、今はあなたと会えてほんとに良かったって思ってるよということを伝えました。
親友から渡したと報告を受けた2日後、TwitterのDMにメッセージが。

手紙ありがとう。
別れた時は本当に辛かったから今聞けて良かった。
プレゼントは捨てないで大事に持ってるよ。
本当に3年間ありがとう

そのメッセージを見て私は号泣しました。
彼との思い出を振り返りながら、もう二度と振り向かないように決意しました。

たった3年間の小さな恋でしたが、私の忘れられない思い出です。

written by ハル

エピソード投稿者

ハル

女性 投稿エピ 1

4年半の遠距離をもう少しで終えようとしている大学四年生。