好きになってくれてありがとう

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地方から専門学校に通うために上京した私。
仕送りもない為お金もなく生活を楽にできるならとキャバクラでアルバイトをしてました。
そのせいか軽い人間不信に陥ってしまい学校の人とも中々馴染めずにいました。

そんな私にもよく声をかけてくれる男の子がいてくれてその人はクラスのムードメーカー的な存在の人でした。

ある日学校のイベントで夏休みの最終日に千葉県まで行く事になり電車は大変だから嫌だなぁなんて思っていたらその男の子が家近いしついでに車で送ってあげるよと言ってくれました。
ありがとうと素直に感謝をし初めてそこでLINEを交換しました。

それからLINEで頻繁にメッセージを送るようになり、彼がビリヤードが上手いと知り教えてもらうことになりました。
私の仕事終わりにビリヤードをしたりダーツをしたりたまに夜の街をドライブしたり

遊ぶ回数を重ねれば重ねるほど、どんどん惹かれて行く私がいて
でも彼はよくキャバ嬢とだけは絶対に付き合いたくないと言っていました。
きっとこの彼の暇な夏休みの期間だけの出来事なんだろうなと思うと
自分がなんだか凄く嫌になってしまい
落ち込んでいたら
彼が心配をしてくれて1日暇な日あったらストレス発散しに遊園地にでも行こうと言われました。

当日は凄くドキドキで楽しくて、自分が普通の女の子に戻ったような感覚で幸せいっぱいでした。
夕方になり、もう帰る時間だし最後にあれだけ……と観覧者に乗ることになりました。

緊張しすぎて彼に背を向けずーっと永遠と喋っている私。
頂上につく頃に
「ねえ、こっち向いて」そう言われ
身体を恐る恐る振り向かせると
「俺と付き合ってくれませんか?」と言われました。

凄く嬉しくて、幸せで、でも不安で
そんな時彼が
「キャバ嬢なのは不安だし嫌だけど、それでも頑張ってる姿見てると応援したくなるし生活あるのも分かるし、それがわかった上で言ってるからね」と優しく抱きしめてくれました。

涙が出てきて止まらなくなってしまい
彼を困惑させてしまいましたが
「ありがとう。これからよろしくお願いします」とそう言い付き合うことになりました。


本当に彼は私を大事にしてくれて
毎日がすごく楽しいです。
キャバクラももう辞めて生活は少し苦しくなってしまいましたがそれ以上にとても幸せです。

written by はぴなす

エピソード投稿者

はぴなす

女性 投稿エピ 1