一生好きな人

一生好きな人

出会いは中1の春。第一印象はイケメン。あまり関わりもなく過ごしていましたが、1年最後の席替えで前後になり、気さくで笑顔が素敵な彼を好きになっていきました。中2･3でまた同クラに、何回か同じ班や隣の席、クラス委員長副委員長として活動するまでに…。更には塾も同じになり、ほぼ毎日会っていました。3年のバレンタイン恥ずかしさから渡せず、更に高校も同じで気まずくなることを恐れ思いも伝えられませんでした。
高1、また同クラ。しかし中学ほどの関わりはなくなり話すのは土日の塾だけ、更に彼に彼女ができました。別れたようでしたが、彼は応援団に所属し人気急上昇、どんどん彼が遠くなりました。2年になり別クラ、彼は塾をやめ、関係が希薄に…。でも学校で姿を見る度目で追っていました。前に進むため彼氏を作りましたが、すぐ別れてしまいました。
3年になり念願の同クラに。後悔しないため誕プレや3年越しのバレンタインをあげ、お返しもらいました。またツーショは恥ずかしかったのですが同中メンバーで写真撮ろうとイベントの度に声をかけました。LINEでも会話が続いたりと幸せを感じつつも進展がありません。
日々は過ぎ卒業前日、卒アルにコメントを書いてもらうと…「中高通して○○は俺にとって身近な存在でした」と書いてもらえました。嬉しかったです。更に卒業式当日最後だからと勇気を振り絞りツーショットを撮りました。一生の宝物です。
彼は春から上京し、私は地元に残りました。実は、彼の卒アルにメッセージを書いたのですが、縦で読むと○○が好きとなります(笑)彼が気づくかは分かりませんが私なりの精一杯です。
LINEも卒業してから少しは続いていましたが、終わってしまいました。卒業後の彼をSNSで見る度まだ胸が痛みと甘酸っぱい気持ちが残ります。次に彼に会えるのは成人式かな？それまでに女磨きがんばってびっくりさせます。いつか卒アルのメッセージを言葉にできたら…。
思いは伝えられなかったものの、こんなにも一途に人を好きでいられたのが私の青春です。この先好きになれる人に巡り会っても、一生彼が好きです。

written by すー