あの時気付けていればよかった

コンテンツ名とURLをコピーする

大学3年生の頃、私はよく部活の飲み会に参加していました。実家に住んでいた私は、終電がなくなると、一人暮らししているA君にいつも泊めてもらっていました。ある時、A君とお酒の勢いで身体の関係を持ってしまい、その関係が続くようになってしまいました。お互いに恋愛感情はなく、気楽な関係。しばらく彼氏がいなかった私は、寂しかったのかもしれません。どちらかに恋人ができるまでという暗黙の了解で続いていましたが、私は何となく長く続くものだと勝手に思っていました。しかし、数ヶ月後、A君に彼女ができ、何事もなかったようにお互いただの友達に戻りました。彼女ができたと聞いたとき、とても辛くていつの間にかA君のことを好きになっていたことを知りました。もっと早く気持ちに気付いていれば、もっと早く告白していれば、彼と付き合えていたのかもしれません。その頃はとても後悔したし、しばらくは彼と話すことができませんでした。今ではよい思い出で、彼とはよき友人です。ただ……あの頃に戻れるとしたら、彼に恋人ができる前に、フラれる可能性が高かったとしても彼に気持ちを伝えたいです。

written by ユイ

エピソード投稿者

ユイ

投稿エピ 1