秘密の恋

秘密の恋

これは私が中学2年のときの話です。
ある日、私のクラスに教育実習生が来ることになりました。その先生は他の教育実習生の先生より背が小さくて体育館で紹介がされていた時から少し気になっていました。
クラスに来てから最初の方は特に興味示さず、話すこともありませんでした。
でもある日、担任がこう言いました。｢教育実習生さ、給食の時忙しいみたいだからお前がこれから準備してやりな。｣はぁ、最悪。。なんでこんな雑用わたしが？その時はそう思っていましたが、これが先生との始まりでした。その日から先生の給食の準備は私がやり、話す機会も増えました。初めて先生と話した言葉は、｢ちっさいね先生w私と変わらんよ？w｣そんなdisりが仲良くなるきっかけでした。
2週間ほどたったある日、その先生が推し！と言っていた友達が｢先生のTwitter見つけたの！｣といい、私に教えてきました。次の日、先生にこっそり、｢先生Twitterやってる？もしかしてコレ？｣と聞くと｢そーそれwなんでわかったのw｣と笑いながら教えてくれました。誰にも言えませんでしたがその日から先生とはTwitterのDMで話すようになりました。相談にもタクシーにん乗ってくれたり、英語の先生だったので勉強も沢山教えてくれました。先生の誕生日にはプレゼントを。と言っても中学生でお金もなく、たまたまコンビニで買ったアンパンマンチョコレートのばいきんまんのやつ笑笑そんな楽しかった思い出がたくさん増えていきました。
しかし、別れはやってきます。先生の教育実習の最後の日。私は泣くことなど滅多になかったのですが、我慢できず号泣しました。泣いて泣いて、泣きました。
それから、3年が経ちました。私は高校2年。Twitterのつぶやきで、先生は中学校の近くに住んでいたらしく、地元に帰ってきた〜とつぶやかれていました。私はその投稿にいいねしました。すると、DMで｢久しぶりに会えない？｣と。私はもうドキドキで、学校終わりに近くの公園でお話をしました。そのあとも何回か会いました。そして、付き合って欲しい、ずっと好きだった。そう言われました。私は即、OKしました。
しかし、現実は厳しいです。生徒と先生という関係は例え学校が違っても変わりません。先生と生徒とが付き合っているという事実。その重さに私は耐えられませんでした。こんなに悩むなら…今はまだダメだ。そう思いました。そして、私から別れを告げました。
それから1年が経ちましたが、未だに先生の事は忘れられません。けど、あの楽しかった日々を思いながら進学に向けて勉強を頑張っています。

written by ゆずき?