高校1年生の夏休み明けのことです。
私は夏休み中、周りについていけず
軽音部を退部しました。
クラスにも中々馴染めていなかった私は
高校生活にもう期待出来なくなってしまい
授業中以外イヤホンを付けているような生活を
続けていました。
そんなある日、夏休み明け初めての席替えがありました。
その席の隣になった彼はそれまでとても頭がいい子なんだろうなというぼんやりとした印象しかありませんでしたが
漢字の小テストでの隣同士の採点では満点を取るたびに「perfect」だとか「完全勝利」だとか
を書いてくれていつの間にか私も彼のテストに採点をした後ちょっとした落書きをして返したりしていました。
それまで楽しみが無くなっていた私に漢字テストの時間がとても待ち遠しいものになっていたのです。
それから彼の勉強に対する密かな努力や友達に対して誰隔てない態度を見て
いつしか私は今まで以上に勉強をしたり
自分から友人に積極的に話し掛けたりするようになったのです。
彼のお陰で高校2年生になった今、彼とは別のクラスで中々会うことも無くなってしまいましたが
成績も上がり昨年より自分らしくいられる自分がいるのはあの時彼の隣の席になれたからだと思います。
今でもとても大好きです、いつかもっと自分に自信が持てるようになれたら感謝とこの想いを告白したいな
written by Con*
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