大学生の頃に付き合っていた2つ歳下の彼氏のお話。
私はガンでお母さんを亡くしました。
お葬式などがひと段落し、下宿をしていた私は一人暮らしの家に帰り一人になりました。
急なことで気持ちが追いつかず、何もする気になれず誰にも会う気にもなれず、抜け殻状態でした。
そんな私を心配した彼は、出来る限り私と一緒にいてくれました。
ある日、彼と会う約束のなかったの夜。
「窓開けて外見て!」と彼からLINEが来ました。
そこには彼がいました。地元の友達との予定が夜遅くまであると聞いていたので、とても驚きました。
私「友達と飲みじゃなかったの?」
彼「飲みに行ってたよ、けど君が寂しがってると思って会いに来た。」
私「ありがとう。」
彼「君の悲しさの全部は理解できないけど、君が悲しいと僕も悲しい。僕が傍にいるよ。」と。
母を亡くした悲しみが無くなることはありませんが、母の死を乗り越えられたのは、傍にいてくれた彼のおかげです。
今はもう別れてしまいましたが、彼にはとても感謝しています。
written by あや
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