「それってプロポーズなの?」

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中距離恋愛中の彼とは、学生時代からお付き合いを始めてもうすぐ5年。
今はお互い会社員で、車や電車で往復3時間の場所に住んでいます。

とある連休の最終日。久しぶりに出かけた旅行の帰りに、運転中の彼の隣で、私は別れの寂しさや慣れない仕事の辛さから、「帰りたくないな」「また明日から仕事やだなー」などと弱音を漏らしていたのですが、頑張り屋さんで仕事に熱心な彼は、私よりも辛い仕事をしているにも関わらず批判や同調をすることなく、ただ黙って聞いていました。

ですが翌日、電話がかかってくるなり契約社員として働いている私に「契約、いつまでなの?」と彼は聞きました。
「いついつまでだよ」と答えると、
その後「そしたらその契約が終わったら、こっちに来て働きなよ。好きな仕事見つけてさ。アルバイトでもいいじゃん」と彼は言いました。

私「?」
最初は仕事熱心で、手厳しくぶっきらぼうな彼が発する言葉の意味がよく分かりませんでしたが、

"辛い仕事なら辞めて、一緒に暮らしながら楽しいと思える仕事を見つけたらいいよ。アルバイトでもなんでも。俺がきちんと暮らしていけるようだけの仕事は頑張るから。"という意味でした。

仕事のことになると厳しい考えの彼なので、そんな風に言ってくれるなんて思ってもおらず、その言葉と気持ちがとても嬉しかったです。
同時に、"私よりも辛い仕事をしている彼が、そんな風に言ってくれているんだからもっと頑張らないといけない!"と気合いが入りました。

照れ隠しから、「それってプロポーズなの?」と冗談交じりに返事をしてしまいましたが、「"まだ"違うよ!!」と少し照れて返事をする彼のことを惚れ直し、更に大好きになりました。

とてもとても嬉しかったのですが、きちんと私達の計画している未来予想図通りに進んでいけるよう、あともう少しここで頑張るつもりです!

written by きーちゃん

エピソード投稿者

きーちゃん

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