中学3年生の7月。私の地域では天気が変わりやすい季節で天気予報も当たらないことが多かったです。私には1年間片想いしているりゅうまくんがいました。1年前の夏休みに告白して振られてしまったんです…。3年生になってまだ好きでいました。そんなある日朝は雲ひとつないぐらい晴れていたのに帰る時間になると雨や雷がなり始めました。私は傘を持って行っていなかったため途中まで友だちに入れてもらって別れてから1人でタオルを頭に被って帰っていました。すると後ろから「はる!ちょい待って!」って後ろから声がしたので振り返ると私とは家の方向が真反対のりゅうまくんがいたんです。その日はりゅうまくんが傘に入れてくれて家まで送ってくれました。振られてからまともに喋っておらず気まずい雰囲気があったのにその日に久しぶりにたくさん話せて私は満足でした。「何で来てくれたの?」と聞くと最初は「門出る時に傘ないの見かけただけ」って言われてやっぱりそうかと思っていてしばらくの沈黙のあと「あのさ、こんなこと俺が言えることじゃないかもしれないけど俺、はるが好き。1年前告ってくれたけど関わりなかったし好きとか思わなかったから振ってしまった。すまん。告白されてからはるのこと意識するようになって…やっぱり俺はるが好き!付き合ってください」って言われて私は嬉しくて言葉になりませんでした。もちろん返事は「お願いします」です。こんな幸せなことってあるんだなと思いました。もう少しで家に着くところだったけど2人で手を繋いで遠回りして2時間ぐらい公園で喋っていました^^*
written by はる
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