何気ない冗談で

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僕は今、高校3年生。7月に彼女ができました。
彼女とは高1の時、吹奏楽部で知り合いました(僕は打楽器、彼女はホルン)。部内恋愛ってやつです。
では、どうして好きになってしまったのかをお伝えします。
私たちの部活は、高2の3月で仮引退し、高3の1、2月に再び部活に復帰して、3月の定期演奏会で正式に卒部、という形をとっています。私たちも高2の3月で仮引退しました。その時点で彼女のは友達であり、部活の仲間であって、恋愛感情は抱いていませんでした。
4月、高3の始業式の日の朝、数週間ぶりに彼女を見かけると、胸までぐらいの長さだった髪を肩に少しかかるぐらいまでにカットしていました。「へぇー似合うじゃん。」と思いながらも、特にその時は恋心を抱くことはありませんでした。
ですが、この後に事件が起きたのです。
それは、帰りの学活が終わり、廊下で一緒に帰る別の友達を待っていた時のことでした。
隣のクラスの彼女が僕のところへ走ってきて自分の髪型を両手で触りながら笑顔で、
「かわいい??」
って言ってきたんです。
確実に、彼女はただ髪を切ったことを僕に伝えたかっただけで、アピールとかそういうのではありません。何気ない冗談で言ったのでしょう。
でも、そんな仕草をされて何も思わない男子なんているわけがありません。僕は「はいはいかわいいかわいいw」と適当にごまかしましたが、心臓の鼓動が自分でもわかるくらい強くなっていました。
それが、友達から好きな人になった瞬間でした。
今でも忘れることのできない出来事です。♡
それからは、お互い誕生日が近いのでそれを名目に2人でショッピングモールへ行ったり、遊園地に2人で遊びに行ったりしました。
そして、7月、花火大会に誘いましたが、彼女の門限が厳しいので、勉強会をすることに。
その帰り、人気の少ないところへ連れ出して、「遊園地行ったりとか、一緒に帰るときに言おうと思ったけど言えなかったことがあるんだけど、多分今日を逃したらもう言えないかもしれないから、言うね。」「好きです。付き合ってください!」勇気を振り絞って告白しました。
彼女には驚かれ、「え、ほんとに??ほんとに??」と何回か聞き返されました。そして、「はい!」と、とってもいい笑顔でOKしてくれました!!!
告白してほんとうによかったです!!
彼女はLINEを全然返さない人なので、会う機会が少ない夏休み中は寂しかったですが、これから2学期は毎日会えるので楽しみです。少しツンデレな部分がありますが、そこも含めてかわいらしい彼女です。
以上、彼女の冗談から始まった恋でした!!

written by せし

エピソード投稿者

せし

男性 投稿エピ 2

大学生です。知らないうちに漫画を描いてくださった方がいらっしゃってとても嬉しいです。 思えばこのエピソードも高校生の時の話。元になった女の子とは最近お別れしてしまいましたが、この時の甘い思い出を忘れることはないでしょう。