夢みたいな真夏の恋

コンテンツ名とURLをコピーする

大学2年生の頃の夏、沖縄に一人旅に行きました。
毎日同じ繰り返しで過ぎてしまう日々に少しうんざりしていて、何かあたらしいことにチャレンジしてみたい何か一歩踏み出したい、そんな気持ちで逃げるようにして行った沖縄でした。

ゲストハウスに宿泊し、泊まる人やスタッフのひとたちと大勢で夜遅くまで飲んでわいわい楽しくしていました。
そこにいたスタッフのイケメンお兄さんが、明日一緒にドライブ行こうよと誘ってくれて遊ぶことに。
翌朝本当に朝からドライブに行き、海やカフェへに連れて行ってくれました。イケメンお兄さんがずっと運転してくれていて、私が助手席だったのですがいつのまにかずっと手を握られていて、嬉しいやら恥ずかしいやら。
夜になってから、おすすめの場所がある、と誰も知らないような入り組んだところにある浜に連れられました。崖と崖に囲まれた白い砂浜で、信じられないくらい星が綺麗な場所でした。
横になって手を繋いでしばらく空を見ていたら、光がフワーっと動きました。
彼はその光を指差しながら、「ほら、星が落ちてきたよ」と。それは蛍だったんです。
信じられないくらい素敵なシチュエーションで、絵本の中にいるみたいでした。
その日は朝までドライブして楽しませてくれました。
その後はなにもなく、ゲストハウスのスタッフもやめてしまったので今なにしているかもわからないですが、本当に大切な思い出です。

彼が今も元気で楽しくいてくれたらいいなと、心から願っています。

written by ぱる

エピソード投稿者

ぱる

投稿エピ 1