私が中学3年の時、好きな人がいました。
話すことは少なくなかったのですが、その人はいつもOちゃんといて(二人は両想いなのかな)とこの恋を諦めていました。
11月、文化祭で委員長になった私は準備期間となりいつも帰りが遅くなっていました。委員長として誰よりも頑張ろうと思って皆んなが帰った後も黙々と作業をしていました。
そんな時、私が台を組み立てる時、ずれてしまい崩れてしまいました。文化祭は明後日、1人ではとても直しきれません。だからといって自分のミスを誰かに手伝って貰うのも悪いので誰にも言わず一人で直そうとしました。泣く泣く直している時、大丈夫?
聞き覚えのある声が聞こえました。振り向くと彼がいました。彼は文化祭のピアノの練習で学校に残っていたそうです。
迷惑をかけたくない私は大丈夫!
泣いた目を急いでこすって言いました。それをみて彼は大丈夫そうな人に大丈夫?なんて聞かないでしょ
そう言って手伝ってくれました。
なんとか文化祭に間に合い、文化祭の後は2人で喜びました。
そこから話をすることがもっと増えて、クラスのみんなは「付き合ってるだろ」とすぐにいってきました。正直付き合いたい気持ちはあったのですが、高校受験を控えていた彼の夢を妨げたくなくて告白せずにいました。
そしてそのまま卒業式が来てしまいました。私と彼は受験した高校が違く、さらに告白は諦めていました。卒業式が終わりせめて写真だけでも一緒に撮りたいと思った私は彼を探すことに。なかなか見つからずがっかりしていると、彼と仲の良かったOちゃんが「教室で待ってるよ」泣いた後のような赤い目でいいました。教室に行くと彼がいました。私が話そうとした時、「好きだ!」私が言いたかったけど言えなかった言葉を彼が言いました。
続けて彼は、「学校は違くなるけど付き合ってくれませんか?」
私はすかさず「はい!よろしくね」と言いました。
彼とは今でも付き合っています。優しい彼の彼女になれてとても嬉しいです。
written by にじみ
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