僕と同じ学生寮に住んでいる女の子がいて、ある日一緒に遊んだことをキッカケに一気に仲良くなって、毎晩電話するほどに仲良くなりました。夜に一緒に散歩したり電話したらを続けてたらいつのまにか好きになっていました。僕は家族にすら素を出すことがなく弱音も吐いたことがありません。ですがこの子にはなぜか、辛い時に「助けて」が言えました。僕にとって初めて素であることができる人が見つかったのです。そしてある晩の電話で、僕がその子のことを好きということが本人にバレてしまいました。仲良くなってそんなに時間が経ってなかったし、その女の子はとてもしっかりしている子なので、僕は今告白したら絶対振られるだろうなって思ったのですが、バレたのなら一回ちゃんと思いは自分の口から伝えようと、当たって砕けろの思いで、夜中の3時に寮の食堂の扉の前の廊下に呼び出しました。僕が先に降りてきて待っていると、エレベーターが動きだし、僕のいる階でとまってその女の子が出てきました。僕は今にも心臓が張り裂けそうなくらいでした。二人とも壁に寄りかかって少しだけ沈黙になりました。潔く「好き」って言って潔く振られてまた時間が経ってからもう一度告白しようと思って、好きって伝えようとしたその時、その女の子が僕の右肩に頭をポンっとのせてきました。僕は驚きのあまり心臓の鼓動が早くなりドキドキしすぎて何が何だかわかりませんでした。でも、一旦冷静になって僕も女の子の方に寄りかかって女の子の頭に僕の頭を載せました。そして僕が「おれと付き合ってほしい」って言いました。そしたらその女の子は言葉にはせず、僕に寄りかかったままコクッと小さく頷きました。嬉しすぎて夢じゃないかと思った僕はもう一度「ほんとうに俺でいい?」ってききました。さしたらその女の子はもう一度コクッと小さく頷きました。それから色々僕は振られると思ってたって伝えて他にも色々喋って、最後にお互いぎゅーってして、お互いの部屋に帰って眠りました。
written by りっぴー
Sponsored Link