私は小学5年生の時、好きな男の子がいました。彼は、休憩時間に本ばかり読んでいる超無口な子でした。
ですが、ひょんなことから、少し話す関係になりました。話す内容は、好きな作家さんや、おすすめの本などでしたが、他の子の前では全く話さないのに、自分と2人になると話してくれ、みんなが知らない1面を知っていることが嬉しかったのをおぼえています。
そして、中学2年生になりました。彼は小学生の時より友達が増え、無口な子からたまに話す子となりました。それでも、彼とは仲良くしており、周りにカップルが増えたことから、彼とよく恋バナをするようになりました。
ある日、私は彼に一か八かで「好きな人いるの?」と聞いてみました。すると、彼から「小学3年生の時から好きな子いますよ」と言われました。小学3年生の時は、彼と交流すらなかったので、これは諦めようと思いました。ですが彼が好きな子は気になるので、「誰なの!!」と言うと、「○○(自分)さんですよ?」とさらっと言われました。何を言ってるんだと思い、「珍しくふざけとる?」と聞くと、「僕はおふざけで5年間も好きな人に告白なんてしませんよ。」と言われました。どうやら彼は、私が3年生の時、図書室で本を巻数順に並べているところを見て、気になっていたようです。
その後ちゃんと告白してもらい、付き合うこととなりました。
それから2年後、お互い高校生になりました。私は女子校、彼は隣の県の男子校に通っており、会うことは2ヶ月に1回程度ですが、会う時はお互いおすすめの本をリュックに詰め込んで、何時間も本について話します。私はこの時間が大好きです!
written by ひろぱん
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