さようなら大好きでした。

さようなら大好きでした。

きっかけは運動会後の打ち上げ。

彼は高校一年生で私は三年生でした。

私『プリクラの中で撮った動画を送りたい。』

というのを口実にLINE交換をすることが出来ました。

その日の夜、彼から連絡がありました。

彼『実は、入学する前から一目惚れでした。』

すごく嬉しかったです。

なぜなら私も一目惚れだったから。

その日から付き合うことになり、毎日が楽しくて仕方がありませんでした。


でも２ヶ月経った夏休み。私が受験生ということもありLINEをする時間がなくなり、彼とは少しずつ距離があきました。

始業式から1週間、一言も話さず毎日LINEだけの会話。

そんな日々が続いたある日、突然彼から言われました。

彼『俺、高校3年間やっぱり部活に集中したい。だから別れてほしい。』

私も薄々気づいていました。

なぜなら彼はユースに選ばれるほどの実力者だから。

彼は続けて言いました。

彼『卒業する頃には部活引退してるから。2年だけ待ってて欲しい。本当は俺も別れたくない。』

私は必死に別れないで済む方法はないかと話しました。

でも、彼の耳には届きません。

彼『ごめん。これからは友達でいよう？』

彼の言葉に私は涙が止まりませんでした。

好きな人を失うのはこんなに辛くて苦しいものなのだと生まれて初めて知りました。


彼が卒業する2年後まで、彼がまたいつか私を選んでくれるその日までずっと待ち続けよう。

幸せだったよ。ありがとう。

written by ふーさん